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農薬問題

【農薬問題に対し、状況を改善しなければという本気で真剣な気持ちを持てる人間は私の周囲においてはほぼ皆無に近い状況です。多くの人がこのことを問題視していません。】

 

上記の言葉は、「てんとう虫情報」(反農薬東京グループ 発行)に投稿した読者の言葉です。

私も同感!

自らの安全のためだけに農薬を使用していないものを使おうとする人はいますが、農薬を社会の問題としてとらえて減らしていこう、と考える人はほとんどいないのでは? と感じています。

 

農薬そのものは「農水省」、公園で使用すれば「国交省」、学校で使用すれば「文科省」、企業が使用すれば「経産省」、実被害報告は「消費者庁」、実質的な管理監督官庁は「都道府県」・・・

県庁から市町村に農薬に関する様々な通達が流れるが、その内容を把握している市町村職員は皆無に等しいのでは?

市町村は、農家指導はJAに丸投げ、学校への農薬指導は教育委員会に丸投げ(実質、何の指導もしない)、公園については農薬散布業者(主に造園業者)に丸投げ・・・

農水省は、JAとタッグを組んで、農薬使用の拡大を目指している。

 

これが農薬行政の実態です。

農薬行政の責任ある監督官庁がない! これが実情です。

不法農薬の取り締まりも、不法使用の確認検査も、事故被害の実態調査も、住民からの問い合わせにも、 責任を持って対処する機関がない。

逆の言い方をすれば、たらい回しをしやすくするための行政組織が出来上がっている。

 

御用学者でない研究者の中には、神経毒性の残留性が高いネオニコチノイド系農薬の、人の尿への残留調査をしている人もいる。

実態調査をした研究者の100%の人が、尿への残留を確認している。

近年、乳幼児への残留の多さが顕著になってきているという。

 

子どもたちの農薬の暴露、いったい誰が防いでくれるのだろう?

 

もう一度、上記の言葉を読み返してみてください。

あなたは、農薬問題に対し状況を改善しようと本気で真剣になっている人ですか?

消費者は、「農薬は良くない!」と言いながら、農薬使用の食べ物をこれでもかと購入し続ける。

私の周りを見ても、本気で真剣になっている人は、ほとんど見当たりません。

 

たまたま被害を被ってしまった子どもたちのことは、みんなで見捨てますか?

ひとりの子を助ければ済む問題ではないのです。

原因を除かない限り、被害を被る子どもは後を絶たなくなるのです。

2017.03.28

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