マイクロカプセル香害

 柔軟剤・消臭剤による痛みと苦しみ

【 マイクロカプセル香害 】

古庄弘枝 著  ジャパンマシニスト社 発行

この書籍の前半では、香害で苦しんでいる人31人の実例を紹介しています。

香害を感じない人にとっては大袈裟な内容に感じるかもしれません。

しかし、現実には、ここで紹介されている人よりもっともっと苦しい悲惨な状況の人がたくさんいます。アンケートに答えることもさえもできない苦しみの続いている人がたくさんいるのです。

にんぽう倶楽部に相談を寄せられる方の中にも、書籍の実例よりも重症の方が何人もいます。

まずは、今の日本の社会で現実に起こっているこの事実を、ひとりでも多くの人に知って欲しい! 切に願います。

悲しいかな・・・ こうしたことを広く知ってもらうためにマスコミを期待することはできません。

マスコミの多くは、香害を撒き散らす商品を製造する企業の手先に成り下がっているからです。

マスコミの多くは、香害を撒き散らす企業に飯を食わしてもらっているのですから。

さらには、行政機関や教育機関にも大きな期待はできません。

きつい言い方になりますが、彼らは、【強いものに迎合し、弱いものに同情するフリをする集団】と言えます。個人レベルでは素晴らしい方がたくさんいます。しかし、組織の一員の立場となった瞬間に、保身一辺倒になります。

何のための保身なのか? 事実を伝える発言をすることでクビになるのか? 翌月から給料がもらえなくなるのか? 生活の糧を失う訳ではない。 つまり、上司に逆らわない従順な人間と見られるための保身ということになるのでは? その保身が、一層多くの人を苦しめる社会へと突き進む。

彼らは、本当に苦しんでいる人に、同情はしてくれるが、救いの手は差し伸べてくれないのです。

『波風を立てない人が良い人』という大きな勘違いをしている集団なのです。

喧嘩しろ! 揉め事を起こせ! と言っているのではない。

上層部が対処してくれるかどうかに関係なく「私はこう思う」という一言だけは発して欲しい、それだけのことなんです。それさえも100人中99人がダンマリを貫く。

行政機関は、余分な仕事をできるだけ作らないようにすることが仕事、

教育機関は、教育長や校長への忖度による言動をすることが仕事、

「言い過ぎだ!」と叱られるかもしれない。しかし、組織全体を冷静に観察するとそういうことになる。

 

私のこうした発言に「そうだ、そうだ!」と同調する人が多い。

しかし、ここでも大きな問題が!

「そうだ、そうだ! もっと言ってくれ!」という人たちが、実は一番厄介なのです。

彼らは、自らは何もせず、ただただ他者に責任を押し付け、不平だけを言い放つ人たちなのです。

私は言いたい、「あなたたちが、行政機関や教育機関の本気の行動を妨害しているのですよ!」と。

 

そんな中で、現状を少しでも改善していくには・・・

【香害を感じていない人たちが、香害の実態を知ること】 これに尽きるのでは!

遠回りかもしれないが、実はこれが一番の近道!

 

この書籍の後半には、香害発症のメカニズムとも言える【マイクロカプセル】【イソシアネート】などの説明が分かりやすく記されています。

これらの商品がいかに危険であるか・・・

海外では多数の死者を出す事故も起こっていることから、厳しい規制を課す国が増えている。

ところが日本では、これだけの被害者が出ているにもかかわらず、今だ、無法地帯。

無法地帯を通り越して、消費者庁・文科省・厚労省・経産省などの関係省庁は、“花王”“ライオン”“P&G”などの意向に沿った対応しかしない。

この三社が申請している特許内容を精査すると、三社の製品が、いかに猛毒物質を日常空間に撒き散らすものであるかがはっきりと見えてくる。

 

イソシアネートの日本国内での住宅環境指針値は、0.07ppb

この数値を見るだけで、イソシアネートがいかに猛毒であるかは分かる。

ppbは、ppmの1000分の1。農薬の規制値は、ほぼすべてppmで示される。

 

生活環境でのイソシアネート濃度を測定している民間団体がある(VOC研究会など)。

その例として、「駅のトイレ 0.6ppb(指針値の8.5倍)」「快速電車の車内 0.7ppb(同10倍)」「混んだ電車の車内 1.2ppb(同17倍)」「人混みの改札口 1.4ppb(同20倍)」「住宅密集地の道路 1.2ppb(同17倍)」「つくばエキスプレスの車内 1.5ppb(同21倍)」などなど。

 

指針値というのは、この数値を超えると、多数の被害者が出る恐れのある数値のことです。

指針値以下でも重大な被害を受けている人はいるのです。

つまり、今の日本は、生活空間すべてに、指針値以上のイソシアネートが充満している、ということです。

この数値を証明するかのように、被害者は急増している。

被害急増のスピードが速すぎて、人々の認識が追い付いていない、という実態が見えてくる。

 

では、空気のきれいな?田舎なら大丈夫???

のどかな田園地帯、こうした場所でもイソシアネート濃度の測定をしている。

驚くことに・・・ 田植え時期、除草散布時期、防虫剤散布時期だけ、イソシアネート濃度が激増する。住宅空間の数十倍になることもあるという。

田園地帯では、瞬間瞬間、ほんの少しの場所移動で濃度が極端に変わるため、その数値をデータ化することが難しいという。

これは、原発事故によるホットスポットと同様に考えると分かりやすいと思います。

 

香料成分をマイクロカプセルに包み込み、時間差で揮発させることで臭いを長時間持続させる。

マイクロカプセルの原材料にイソシアネート技術が利用されているのです。

この技術は、先行して数十年前から農薬に利用されてきました。

1回の散布で長時間効果を持続させる。

1回しか散布していないのに、時間差でマイクロカプセルが破裂するようにして、1か月間、毎日散布しているのと同じ状況にする。

 

香料の有害性、農薬の有害性、それに猛毒のイソシアネートが加わる。しかもナノサイズで、人の血液中にも容易に浸透する。

これが【マイクロカプセル香害】なのです。

イソシアネートの猛毒性については、みなさんそれぞれ、しっかり調べてみてください。

イソシアネートを取り扱う職場環境では、状況によっては酸素マスクを着用して作業するよう指示されているものです。

こうしたものが、家庭用品になった途端に、すべての規制が免除される、表示義務さえも免除される、企業利益優先のために!

これが、日本の各省庁の方針なのです。

 

行政機関や教育機関に勤務されている人が、「住民のため」「子どもたちのため」の本気の仕事をしているかどうか・・・

それは、この書籍の内容をどれだけ認識しているか、ということが大きな判断基準になる!

私は、そう考えています。

 

食は家庭の問題が大きい! 社会環境がどうであれ、家庭内で何とかすることができます。しかし、香害は、社会全体の大きな大きな問題です。個人や家庭で解決することはできません。なぜなら、家から一歩も出られなくなる社会環境を作っているのが香害なのですから!!!

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