山塩小僧
240g
<種類>
海水塩(水分:しっとり)原材料:海水
<生産地>
国名:日本、高知県
<商品特徴>
■弱い太陽光でゆっくり仕上げるために海岸から時間をかけて山の上まで海水を運んで作られています。風力と太陽熱だけを使っており、夏でも1ヶ月ほどかけて仕上げています。じんわりと口に広がる塩気が美味しいお塩です。
山の中で作るからこそ
太平洋から車で約40分。四万十川が流れる山間で、塩づくりがおこなわれている。山で塩づくり…。なぜ海ではなく山なのか?塩づくりをしている「塩の邑(むら)工房」の森澤宏夫さんによれば、海でつくるのも山でつくるのも基本的には変わらないらしい。それでもなぜ山でつくるのかといえば、海と山では日照時間や湿気、風の強さもまったく違うため、ゆっくりと塩づくりができるから。海と比べて日照時間の短い山での塩づくりは、こまめにかん水を足したり、攪拌(かくはん)を繰り返すことで、ミネラル分がより複雑に塩の中に取り込まれる。ミネラルたっぷりの塩は、味に深みが出てまろやかだ。森澤さんは「海と山は川で繋がっている」と言う。確かに、山では清浄な水が育まれ、川に流れ込んで、最終的には海に到達する。山が荒れると海も荒れ、反対に山が豊かだと海も豊かになるのだという。こうした思いから、最初は海沿いでの製塩を考えていた森澤さんは、山に小屋を建てた。過疎が進む山間地帯の活性化にもなれば…との願いも込められている。
海と山の良さを引き出す
森澤さんが塩をつくるのにかける時間は、冬場で2~3ヶ月、夏場で3~4週間。50kgの塩をつくるのに、2トントラック1杯分の海水を海から運び、「採灌(さいかん)ハウス」で海水の水分を蒸発させる。海水の5倍くらいの濃度になったら、さらに「天日ハウス」に移して水分を飛ばす。毎日ようすを見て攪拌を繰り返し、約1~3ヶ月たったら脱水機にかけて完成だ。釜で炊くことなく、すべて天日干しでつくっている。山では、それほど多くの塩はつくれない。
旨みのなかに甘みと苦みがほのかに混じった塩は、プロの料理人にもファンが多い。
海と山の両方のよさを手間ひまかけて引き出すのだから、美味しいはずだ。太平洋の豊かさを何よりも感じさせてくれる塩だ。
数ある塩の中でやっと見つけた本当においしい塩!
過去、いろいろなお塩を試してきましたが、間違いなくこれが一番うまい!身体になじむ、という感じです。
個人で作っているので、生産量は非常に少ないです。その上、昨年は台風で大きな被害を受けて、しばらく生産できなかったそうです。長らく欠品でしたが、やっとやっと入荷しました。
「おにぎり」には、この【山塩小僧】を使ってくださいね! 私(杉浦)の一押し商品です。
自然栽培の天然菌の「米麹」との相性はピッタリ、とのこと。『塩麹』造りも【山塩小僧】でね!
そうそう、この森澤さんは、元県庁職員。高知県に計画されていた原発の反対運動をきっかけに退職され、海と山を守る塩つくりを始められたそうです。
気の向くままつぶやき