第2巻 後編

≪医者にも薬にも頼らない生き方≫⦅12回連続セミナー 第2巻 後編⦆

講演内容抜粋

コメント

農作物への放射線照射 ⇒ “農薬を使うより安全”と主張している業界グループが君臨。

 

海外農作物、現地での農薬使用量は、日本より断然少ない。

問題は、輸入時のポストハーベスト農薬(収穫後農薬)

特に問題になるのが「穀類」と「柑橘類」

 

TPP交渉では、ポストハーベストとしての「防かび剤」の表示をしないようにアメリカから圧力をかけられている。

「防かび剤」は、日本では、ポストハーベスト農薬としても禁止されているもの。それほど危険なものなのに、こともあろうか・・・ 全く同じ農薬を『食品添加物』扱いで日本は認可してしまった経緯がある。

ポストハーベスト農薬は、表示義務なし。

食品添加物は、表示義務あり。

結果として、防かび剤の使用を表示として確認できるようになったのだが(正直に表示していればの話だが)、その表示義務が公平ではない、とアメリカが言っている。

 

TPPにより、関税撤廃が進むと、それと並行して、防かび剤や遺伝子操作食品の表示義務もなくなっていく公算大。

 

有機塩素系農薬 ⇒ 有機リン系農薬 ⇒ ネオニコチノイド系農薬

大きな流れとして進んできた農薬。

有機リン系の代表は、「オルトラン」ホームセンターで子供でも自由に買うことができる。・・・飲めば死ぬ薬品なのに!!!

 

ネオニコチノイド系・・・関係者は“安全”という。

無味無臭で、さっと散布しただけで少なくとも半径4㎞くらいまでさっと広がる。

大きな特徴・・・洗っても流れない・落ちない。

神経毒性があり、かなり危険。

うつ・自殺・ひきこもり・凶悪犯罪などにも何らかの影響があるはず。

日本は、EU諸国の500倍の濃度での使用が認められている。

 

日本の農業・・・ まず最初に土そのものを殺菌するための農薬を撒く。

次いで、種にも農薬(種子消毒) さらに、種に発芽促進剤、セットでコーティング処理する。

自分の力で発芽できない種を、農薬と促進剤を使って無理やり発芽させる。

これが、市場農作物の現状。

私たちは、超過保護な力のない農作物を食べている。

 

【ホルモン剤】・・・代表は、『種なしブドウ』

種が育たないまま、実だけが育つ。自然界ではあり得ない現象。

「種なしブドウ、無農薬なら“安全”?」

ナチュラル・ハーモニーでは、一切取り扱わない。

ホルモン剤は、主に「成長促進剤」「品種改良剤」として使われる。

 

オーガニック = 安全 ???

日本の代表食「お米」

日本国内の90%以上のシェアを持つ、「コシヒカリ系のお米」

モチモチ感・甘みを強く出すように品種改良されたもの。

もっともっと・・・の要望に応えて???

「ミルキークィーン」 ⇒ 日本全国、自然食のお店での超人気商品。

このお米は、コシヒカリに遺伝子操作(その方法は、放射線である【ガンマ線】を照射して突然変異させたもの)をして作られた品種。

本来は、これ以上ない不自然なものなのです。

少なくとも、自然食のお店では扱ってはいけないもの、と思っている。

 

子どもたちが、「種のないぶどう」を当たり前と思ってしまうことが怖い。

種がない、ということは“異常”ということを子どもたちに教えて欲しい。

種がない、ということは、次世代に命を繋げない、ということ!

 

種は、できるだけ自家採種して欲しい。

何年も自家採種を続けていると、どんどん自然に近づいていく。

一切肥料を使わないで自家採種を続けていくと、作物本来の自立性が出てくる。

種そのものが、本来の遺伝情報を取り戻す。

ブランドではなく、本来の姿に戻すことが大事。

ところが・・・ 自家採種をすると、ブランド化できなくなる。

お米の場合は、ブランドがないと「未検査米」扱いになる。

何が自然なのか? 最も大事なことなのに、ブランドの方を大切にする。

世の中が、自然であることを認めようとしない。

言葉だけの“安心・安全”の前に、『自然か、反自然か』を見る必要がある。

 

化学肥料と農薬の使用量には、相関関係がある。

肥料を入れるから虫が出る。虫が出るから農薬を使う。

農薬を減らしたかったら、肥料を減らすしかない。

農薬をゼロにしたかったら、肥料もゼロにする。

当たり前の分かりやすい話なのです。

肥料の使用量は減少傾向にある???

肥料で野菜が育つ、という迷信を打破できるといいのですが・・・

 

日本土壌協会(農水省管轄)・・・食品産業センター

有機JAS法・・・圃場における肥培管理

JAS規格第4条・・・有害動植物の防除

 

世の中は、ブームの繰り返し。

世の中すべての農作物が「有機栽培」になるように・・・ というブーム。

法整備が始まる。

有機栽培の大原則は『その圃場以外から何かを持ち込んではいけない』というもの! これすなわち、【自然栽培】そのもの

 

ところが・・・その法整備には、但し書きばかり

例外的に使ってもいいもの・・・これがどんどん増えてくる。

肥料、農薬、次々と認められていく。

気が付けば、実際の現場は、すべて『但し書き』の世界。

≪但し書きが主体の農業≫

だから言うのです。「有機」表示に騙されるな!と。

農水省は、はっきり言います。

有機農作物 ⇒ 食の安全を担保するものではない。

農業のひとつの形態を言うだけのものです。と。

 

であるならば・・・

有機農産物に使われた「農薬」「肥料」「種」すべて開示すべきでは。

でも、農水省は、それは決して認めない。

だから言うのです。“安心”を“錯覚”するな! と。

 

本当に危ないのは、農薬より肥料かも。

農薬や食品添加物は、多くの人が気にするようになってきました。

食品添加物の怖さは農薬の15万倍、という専門家もいます。

 

肥料の怖さ・・・ 小松菜・ほうれん草を使った離乳食を食べた乳幼児が突然死。

原因は、硝酸性窒素

過剰窒素肥料は、窒素中毒を起こす。

緑の濃い葉物野菜が一番怖い。

日本で子牛が死亡する事例はたくさんある。

BSEかと思いきや、実は、糞尿を大量に撒いた牧草を食べたことが原因だった。

乳幼児は、窒素分解能力が低い。

赤血球が酸素を運ばなくなってしまう。

窒素による地下水汚染・・・畜産業の多い地域と有機農業の多い地域は特に危険。

窒素は、葉っぱに溜まりやすい。だから、濃い葉物は特に注意!

(チンゲン菜・小松菜・水菜・ほうれん草など)

湯を通せば、50%くらいは窒素分を除くことができる。

その湯は捨てること。当然、栄養も捨てることになりますが・・・

だから、無肥料の野菜を食べて欲しいのです。

農作物の窒素その他の残留基準は、成人男性が基準。

子どもにはきつ過ぎる。

 

窒素濃度とミネラル水・・・買うに値しないミネラルウォーター

「食品と暮らしの安全」が発表しているが、自然界の本来の必須成分としての窒素成分もあるので、一概には言えない。

過剰有機肥料が発ガン物質になる!

質と量の問題である。

有機肥料の目的は、≪成長促進≫

有機栽培農家の中には、慣行農法の化学肥料以上に有機肥料を入れる農家もいる。

自然祭に近い有機栽培農家もいる。

有機栽培とは、ピンキリで、非常に幅が広いもの。

無農薬だから安心、というわけではない。

消費者には見分ける方法がない。

硝酸性窒素濃度

自然栽培

有機栽培

慣行農法

ピーマン

450ppm

2800ppm

1100ppm

じゃがいも

110ppm

180ppm

110ppm

硝酸性窒素だけを見れば、有機農法が一番危ない。

窒素成分が体内に入ると、

窒素 ⇒ 硝酸塩 ⇒ 亜硝酸塩 ⇒ タンパク質と結合 ⇒ ニトロソアミン生成 ⇒ 強度の発ガン物質

≪肉とほうれん草≫の組み合わせは、その質によっては最悪の状況に!

食品添加物の亜硝酸塩は、肉、ハム、ソーセージ、ウインナーなどの発色剤に使われる。きれいな赤井を維持する。

肉のタンパク質 + ほうれん草の硝酸性窒素 + 食品添加物の亜硝酸塩 = ニトロソアミン

 

こういうことを心配しなくていい食事をしましょう!!!

本来、人は何を食べるべきなのか、そこに向ってしっかり進みましょう。

 

【活性酸素】・・・病気の元、と言われているが・・・

なければ生きていけないものでもある。

免疫機能の元にもなっている。

過剰にできると必要な細胞を攻撃するようになる。

過剰にならないうちは、身体を守ってくれているもの!

化学物質を大量に取り込むと活性酸素が過剰に発生する。

過剰活性酸素を分解する酵素は、肝臓で作られる。

だったら、その酵素をサプリメントして摂ってしまえ・・・これはダメ!

肝臓での酵素を作る力が衰える。その上、活性窒素までもが産生されることに!

だから、化学物質の摂取量を減らす生活を!!!

 

窒素とは・・・ = ・・・ 人間の欲の象徴

 

美しい自然・土を取り戻そう!!!

 

間違ってはいけません。

最も反自然は≪水耕栽培≫

腐敗実験をすると、どんなときでも必ず、水耕栽培のものが一番最初に腐る。反自然の象徴!!!

 アメリカから、放射線照射の農作物がわんさか輸入されている。その代表が「ジャガイモ」と「玉ねぎ」

レトルト食品の多くに使われているはず。

これらの食品を大量に食べた人の子どもに、小児がんが増えている、と想定できる。

 

日本では、収穫後農薬(ポストハーベスト農薬)は禁止されている。

しかし、ここにも例外が! お米の燻蒸処理(かなり危ない劇薬(本当は毒薬なのだが、政治的圧力によって1段階低い劇薬に指定))が日常的に行われている。輸入品と同じように、農薬を「食品添加物」扱いにして認可。さらに、本来は表示義務のある食品添加物を、キャリーオーバー扱いにして表示義務免除。例外規定に限度はない、と思ったほうがいい。

 

蜜蜂の帰巣本能の喪失の最大要因として、このネオニコチノイド系農薬がある。

EU諸国では、順次禁止農薬になっている。

お米の栽培で、梅雨時前頃にリモコンヘリコプターで一斉に散布しているのは、今ではほとんどすべてが、この「ネオニコチノイド系」の農薬。

害虫と言われる虫たちが、帰巣本能をなくして一気にいなくなる。

考えただけでも恐ろしい。

 

ホームセンターなどで販売されている種は、ほとんどすべてほぼ100%「種子消毒・発芽促進剤」がセットで塗りつけられている。そしてほぼすべて、「F1」種。

素人が種を蒔いても、誰が育ててもそれなりに育つように、種の段階から操作されている。

多くの人が、良く育つ種だと思って購入している。

本当は、恐ろしいことなのに!!!

 

ホルモン剤を投与した肉を食べすぎると、胸が大きくなってしまう男児が急増。

野菜でも同じことが言えるはず。

ホルモン剤は、『ガン誘発剤』です。

しっかり覚えておいてくださいね。

 

ミルキークィーンは、多くのコンビニのお弁当・おにぎりに使われています。冷めても甘くてモチモチ。

放射線を照射して作られたお米をレンジでチ~ン。最悪のシナリオ!

レンジでチンだけでも既に食べ物とは言えない状態になっているのに。

こういうものを堂々と販売する自然食品店が増えています。

消費者受けのいい自然食品店は勉強不足? それとも名ばかりの自然食品店? と言いたくなります。

 

種を操作する人は山ほどいれど、種そのものを作れる人はどこにもいない。

作ることもできない種のことを、いかにも分かったように操作する。人間の驕り以外の何物でもない、私はそう思っています。

それでも操作する。

その理由は・・・もっともっとのお金儲け、それだけが目的。

その前に、もっと大事なことをしっかり守っていきましょう。

 

肥料で野菜が育つ? もしそれを認めたら・・ 野菜の中身は“肥料”? ということになる。

食品添加物ばかりを食べていたら体調不良になる、多くの方が認識していることだと思います。(日常生活でどれだけ気を付けているかは別として)

野菜も同じ!

本来は、土そのものの自然の中からその生命力を吸い上げて野菜は育つのです。肥料をばかりを食べていれば、生命力のない野菜になって当たり前です。作物本来の力を、肥料によってどんどん奪い取り、どんどん体調不良に追いやっているのです。

もし野菜が肥料で育つとしたら、私たちは肥料を食べている。

肥料と食品添加物を大量に食べる今の日本人、体調不良の人が激増するのも当然です。

ガン罹患者が年々増え続けるのも生活したとおりになっている、ということです。

 

日本の法律は例外規定だらけ。

本文だけを読めば、消費者を守るようなないようになっている。マスコミはその部分しか報道しない。

実は、大企業を守るための例外規定が次から次へと。

農業の世界も例外ではありません。

JAのライスセンターで収穫後に燻蒸されるお米、使われる薬剤は、劇物よりも危険な毒物、毒物の中でも特に危険とされている特定毒物『リン化アルミニウム』これ以上危険なものはない、というのが特定毒物です。

 

一昔前の牛だったら、糞尿を大量に吸収した牧草は一切食べなかったでしょう。

今の牛は、超過保護に、本来生きられない牛までも、薬物付で生かされ太らされ、そんな牛だから、危険なものも察知できずに食べてしまう。

そして、一層管理された中で生かされるようになり、さらに弱くなっていく。

人間も同じです。

乳幼児は、身体が受け付けないものは吐き出します。

でも、食べさせられたものは吐き出さずに全部食べてしまう乳幼児が増えてきた。

感知する能力がないまま生まれてきてしまっているのです。

親が、今の社会が、不自然な生き方をしてきた結果、産まれてくる子供も不自然になってきているのです。

自然なものを食べて、自然を感知する力を養おう!

 

私が野菜作りを始めた頃、多くの方から「土つくりが大事」と言われた。

でもその多くの人が、毎年毎年大量の肥料を畑に入れていた。

私は不思議で仕方なかった。

土が良くなるのであれば、肥料を入れる必要がなくなるのでは?

肥料を入れないと野菜が育たないということは、まだ良い土になっていないから・・・としか考えられなかった。

まだ、自然栽培という言葉さえも知らない頃です。

それが私の試行錯誤のスタートラインでした。

その頃EM菌も試した。EM菌は、土を良くする、と聞いていたのに、入れた時は良く育つが、入れないと極端に育ちが悪い。EM菌は土を良くするものではなく、単なる肥料の代わりでしかない、それが私の結論でした。

 

窒素過多の野菜は、アクが強い。嫌な苦みがある。独特のえぐみがある。

こんなことを感じられるようになってくださいね。

 

過剰な活性酸素がガン細胞を作る、と言われています。

では、活性酸素はどういうときに過剰になるのでしょう?

このことについては語られることは少ない。

活性酸素を除去するための薬やサプリメントの宣伝は事欠きませんが・・・

ここにも経済至上主義の罠が!

化学物質の摂取を減らす生活を提唱すれば、多くの企業が大打撃を受けます。

化学物質をこれでもかというほど摂取させ、その上で、その害を取り除くための化学物質をさらに摂取させる。

大企業にとっては、願ったりかなったり、ダブルで儲けることができる、というやつです。

合成洗剤メーカーが、関連会社に販売させているハンドクリームと同じです。

 

 ハウス栽培でさえも自然ではない、と思っている私です。

土に当たる太陽の光を遮るマルチさえも地力を失う原因になる、と考えています。

水耕栽培、植物工場などは論外です。

1年に数回しか食べない嗜好品としてなら目を瞑って楽しみながら喜んで食べます。

でも、食卓に毎日上がるなんてことは考えられません。

 

子ども時代に、高層階に住んでいた人ほど、情緒不安定になりやすい。こんなデータがあることをご存知ですか?

その原因は、全く解明されていません。全く解明されていないので科学者・研究者の発表もありません。だからマスコミでも取り上げられません。

でも、事実だけは存在する。

それが自然界というものだと思うのです。

土から離れた生活をすればするほど情緒不安定になる。それは動物実験でも明らかなのです。

『生き物は土から生命力を得ている』そう言ってもいいと思います。

 

そんな中で、その形に大きくなればいい、金銭価値を作ることができればいい、というのが『植物工場』です。

生命力からはどんどんかけ離れていくのです。

みなさんは、“大企業の金銭価値”と“あなたの生命力(健康)” どちらを選びますか?

 

次回は、1027日(日)午後130分~ 第3巻 前編です

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