原木栽培の乾舞茸(ほしまいたけ)

maitake-1マイタケを乾燥させると・・・

香り高くなり、食感がシャキシャキに良くなります

宮崎県にて原木栽培で育てたマイタケを乾燥しました。

市場に出回っている工場で 量産された菌床栽培のマイタケとは違い、約半年、じっくりと原木で育てたマイタケですから、味、香り、食感が違います。

その原木栽培のマイタケを乾燥したので、驚くほど香り高く、 そして、驚くほど食感が良い乾舞茸に仕上がっています。

約10分間、水で戻してお使いく ださい。

7~8倍(重量比)になります。

(枝分かれしていない茎の部分は、戻すのに20~30分くらいかかると思います。薄くスライスするといいのですが、難しいです。そんなときは、20~30分戻した後、天ぷらにしてみてください。きっと絶品です。)

 菌床栽培の舞茸には、この茎の部分がありません。

 食べにくいけれど、味は最高! それが茎の部分です。

 時間のある方は、茎の部分は、一晩かけて戻してください。

マイタケも乾燥させると旨くなる・・・乾椎茸には、生椎茸よりも旨み成分が10倍も多く含まれている。

他のキノコも乾燥させると旨みが増す。マイタケの旨みは3倍になる

                        原木栽培と菌床栽培

maitake-2きのこの人工栽培には、古くから行われてきた原木栽培と、オガコ等を使用した菌床栽培があります。

原木栽培は、原木に穴をあけて種菌を打ち込み、一年間、林間地など自然環境下において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。

菌床栽培は、オガコに米ぬかなどの栄養源を加えて固めたものに種菌を接種し、三ヶ月ほど、空調設備などを備えた施設内において菌を蔓延させてきのこを発生させる方法です。

市場に出回っている生のマイタケ、99%は菌床栽培で作られています。菌床栽培のマイタケとはオガクズ等を固めたモノに菌を植え付け培養し、2~3ヶ月で成長させ収穫する、いわば、一年中、工場で量産される人工的なマイタケです。

それに対して原木栽培のマイタケは、丸太にマイタケの菌を植え、6~7ヶ月かけて育てるので、天然のマイタケにより近く、味も香りも食感も、段違いに違う。ただ、原木栽培は収穫期が年に一度。それも10月の一ヶ月間だけですから、数量的に限られているのが玉にキズ。だから、原木栽培のマイタケは、直接、数少ない特定の飲食店に納められしまい、市場での流通は皆無に近いのです。