≪医者にも薬にも頼らない生き方≫⦅12回連続セミナー 第4巻 後編⦆

 

講演内容抜粋

コメント

≪自然栽培とは?≫農家をどうくどいて自然栽培に導くのか?実体験を示す。生き様を見てもらう。

取り組み方・心構え・・・理念が重要。

技術的なものだけでは成り立たない。

「自然栽培に取り組む【理念】と【意識】で、成功するかどうかの80%が決まる」

 

≪自然栽培の基本理念≫

【自然尊重】【自然規範】【自然順応】

 「自然の動態・形態の中にこそ、人間が謙虚に学ぶべき仕組みがあり、農業技術として開発・応用されるとともに、人間の生活にも活かすことができる」

 

⦿ 土の価値

現在、耕作地として利用されている土は、地球全体からみるとほんの一握りである。表土を1㎝   つくるのに自然界は100年以上の時間を要する。

⦿ 自然尊重

人は自力で生きているわけではない。自然界の偶然の連続の中で人は生きている。

生産者は、人間ではなく植物そのもの!

人間は、その恩恵をいただいているだけ。

本質は、理解してもらえる。だったら、もっともっと本当に尊重しようよ!

⦿ 自然規範

人類の歴史を見ると、人から学んでいることが多いようだ。

大自然から学ぶ・導き出そうとすることが少ない。

人から学ぶことは普遍的ではない。

大自然から学ぶことは、共通・普遍的。

人から学んだことを鵜呑みにしない。

その前に、自然から学ぶことが大切。

⦿ 自然順応

ついつい自然に逆らってしまう。

標準をどこに置くのか・・・

農作物で言えば、最低限の基準が「旬を守る」こと。

旬の野菜は、「栄養価」「おいしさ」「作りやすさ」「生命力」すべてにおいて優っている。

現代人が、「旬の野菜があればいい!」と宣言してくれれば、健康・環境・農業経済、様々なことが一気に解決されていく。

自然の速度に身を任すことが大切。急がない!

よその子と比較しない。他社とも比較しない。

農作物だけでなく、人間形成でも同じことが言える。

自然に逆らった行為をできる限り減らしていく。

 

≪主な野菜の起源地≫

地 中 海(エンドウ・キャベツ・カブ・大根)

中央アジア(そら豆・玉ねぎ・ニンニク・ほうれん草)

中 国  (ネギ・ニラ・白菜・ゴボウ)

中 米  (トウモロコシ・さつま芋・カボチャ)

南 米  (ジャガイモ・トマト・とうがらし・西洋カボチャ)

イ ン ド(ナス・キュウリ・里芋・長芋)

中 近 東(メロン・ニンジン・レタス)

アフリカ (オクラ・スイカ)

その地を好んで発生した植物たち。

 

その気候・風土を無理やり作り出し、野菜作りが投機的になっている。

(例)群馬県の嬬恋のキャベツ

無理があるから、農薬使用量が大幅に増える。

トマトジュースでおいしいものは、本来は北海道のみ!

旬は、気温だけでなく、湿度その他の影響も大きい。

自然界を主体に考えるのか、人間を主体に考えるのか?

どんな土地であれ、肥料を与えれば何でも育ってしまう。

植物が好む環境、自然観察をしっかりすること。

水辺系? 野原系? 山系?

それぞれ違った植生を持っている。野菜の適性、土地の適性をしっかり見ることが大切。

しっかり分解された土になると“ミミズ”はいなくなる。

ミミズがいる土は、栄養過多。根腐れや虫発生の原因になる。だから農薬が必要になってしまう。

土の中に何かを混ぜることは、自然栽培ではなく、自然へのルール違反。

※      稲わらを土にする・・・粘土系になる

※      麦わらを土にする・・・サラサラ系になる

畑に稲わらを入れると水はけの悪い畑になる。有機物にもその適性がある。

それぞれにいる微生物もみな違うはず。

木くずを畑に入れてはいけない。

米ぬかを畑に入れてはいけない。

人間には都合がいいかもしれないが、自然界の仕組みからははずれる。

本来、木の育つ土 と 野菜が育つ土 は、匂いが全く違う。

耕さないから“自然” 草を取らないから“自然” って考えると失敗する。

○○農法なるものの知識だけに頼ると失敗する。

本当の自然の摂理を知る努力をすることが大切。

田んぼの跡地で畑をしたい・・・

土の特性を変えていかないといけない。畑にするには粘土質の盤を崩す必要がある。

水辺系の植物ではなく、畑系の植物を植え、残土を畑系の土にしていくことが必要。5年・10年計画でないとできない。

自然は素直である。

ピタッと適性・条件が合えば、どんどん育っていく。

適性が合うこと・合うためのことをしていかなくてはいけない。

≪バイオダイナミック農法(シュタイナー農法)≫

オーガニック栽培の中では、高位置にある農法。

『デメター商品』は、JAS認定より上位と見られている。

養分ではなく、宇宙の力で育つという概念。

韓国の有機農法の多くは、シュタイナー農法。

『宇宙の力・エネルギーで育つ』

①      カルシウムは、外から入れなければ得ることのできないものこれが世間の常識

②      鉱物と言えども、元素変換により生じるもの

①      と ② は、似て非なるもの! 本当のエネルギーとは?

卵の殻・カニの甲羅・牛の乳、そのカルシウムはどこからきているの?

外から入れるという発想だけでは、この証明はできない。

≪マクロビオティック≫ 桜沢如一

自分の身体の中で栄養素を作り出すことができるという原理。

本来の自然栽培と重なる部分がほとんど!!!

時とともに、枝分かれしていき、様々な「○○式」が出てきた。

「○○式」に危惧を感じる。

くも膜下出血・・・極度の鉄分不足

病院食はすべて吐いてしまう。自然栽培米なら食べることができる。

鉄分の補充をしていないのに、鉄分が回復した。変換能力・転換能力が高まったから!

土の中で同じことが起こっている。

窒素・リン・カリ という農業基本栄養素でも同じことが言える。

ヒックス粒子 ・・・ 原子 ⇒ 元素 ⇒ 素粒子 ⇒ ・・・ ⇒ 神の粒子 ・・・ 見えない世界が見え始めてきた。

エネルギーで生命が成り立っていることが、いずれ証明されるだろう。

今現在、たまたま見えているものが“栄養素”

その元になるものをしっかり研究してくれる人がいずれ出てくるだろう。

『自然を育む力』とは

 【火素エネルギー = 太陽】…心臓の鼓動

 【水素エネルギー = 月】…呼吸

 【土素エネルギー = 土】…胃

大自然の生命は、すべてこの3つの力・エネルギーによって生かされている。

人間は、そのエネルギーを、心臓の鼓動・呼吸・胃から取り込んでいる。これはまだ未知の世界であるが・・・

 

耕作地に【肥毒】があると、【土素エネルギー】を取り込めないことがわかってきた。

肥毒を取り除いていくと、できないはずのあらゆる栄養素が自然に作られるようになる。

 

月齢 と 樹液 の 関係 ・・・ これははっきりしている。

生殖作用と成長作用 これもはっきりしている。

カニは、満月の夜に脱皮する。これもはっきりしている。

最も犯罪・事件が多い日は満月の日。これまたはっきりしている。警視庁は満月の夜は、警官の配備を増強している。

 

生命に関しては、月の力が最も影響が大きい。

越冬できるカボチャは、新月に収穫したもの。

ジューシーに食べたいときは、満月の日に収穫するとよい。

新月に切った木は腐らない。

人間の身体は、70%以上が水分。

だから月の影響が最も大きい。

人から学ぶものではない。自然から学ぶもの!!!

机上の論理・枝葉末節の論理ではなく、根を見て幹を見ることが大切。

                                 

 

強制乾燥された木は腐りやすくなるので、防虫処理が必要となる。

木材の防虫処理は、これまたビックリ仰天の薬剤であり、その方法にも驚愕。

自然に沿わない時期に伐採する、このことひとつ、たったこれだけのことですべてのサイクルの悪循環が始まってしまうのです。

そうそう、自然に沿わない時期に伐採すると、その木の問題だけでなく、伐採された木の切り株とその周辺の菌環境も大きく変わってしまうんですよ。腐敗菌が増えることで山の匂いも変わってしまうのです。

特に、一度に大量伐採した時に!!!

 野菜作りを始めた頃、完全なる無農薬に挑戦してくれる農家はないものか、とあちこち話をしていたが、素人の私に、農業を教えてくれるという人はいても、完全に無農薬で・・・ という人は全くいなかった。趣味程度の人ならいるが、専業農家となると、いまだに出会ったことがない。“無農薬”と言いつつ、実は少しは使っているという人には、最近たくさん出会うようになりましたが・・・そうした中、30年の年月をかけ、着々と自然栽培農家さんの輪を広げてきたナチュラルハーモニー河名さんには、ただただ頭が下がります。

 

いつも思う。

ここまで科学が進歩し、様々なことが分かってきても、野菜の種ひとつ、誰一人として作り出すことのできる人はいない。

化学成分や細胞のことがどれだけわかっても、そのものを作り出すことができないということは、何も分かっていない、ということなのでは?

クローン技術も騒がれていますが、これとても、今ある細胞に何らかの手を加えたものであり、元となる細胞そのものを作り出すことはできない。

 

でも、目に見えない自然界は、それを常に休むことなく繰り返し作り出している。

 

野菜作りを始めた頃から、ずっとこんな想いでいたので、専業の農家さんがいろいろなことを教えてくれても、なかなか信用することができなかった。

私が関わった農家さんの中で、虫のつく野菜と虫のつかない野菜の違いを納得のいくように説明してくれた人は誰一人いない。

私の野菜と食べ比べれば、誰もが私の野菜の方をおいしいと言ってくれる。

でも、そんなものでは商売にならない・・・ と切り捨てられる。

それをさらに出来がいいように・・・ と挑戦してくれる人は誰もいなかった。

 

何も分からないから、毎年毎年繰り返していく中での、経験・体験、実際に起こったことから学ぶしかなかった。

結果として、自然だけを見て判断せざるを得なかった。

思いっきり遠回りだったけれど、今、考えてみると、それが、『自然栽培』というものに出会って、すぐさま呑み込めることとなった。

ミミズがたくさんいる畑では、野菜はよく育つが、虫食いもものすごく多くなる。これも体験として知った。

 

【旬】 これも近隣農家を見ていて惑わされることが多かった。

夏野菜の作付けがものすごく速い。回りと同じように作付けすると何も育たない。

品種改良によって、野菜が育つ時期まで変えられている。

これには大いに疑問を感じた。

「これからは、固定種・在来種の種しか使わないぞ!」と決めた大きな理由でもあった。

時期を早めて、生育期間を短縮して、できるだけ大きくする。ひとつひとつに大きな矛盾を感じた。

ゆっくり、野菜が育ちたいように育っていけばいい、そんな想いの中で育った野菜は、ビックリするほど、しっかりした味なのにものすごくまろやかで優しい味になる。そして年々、アクが減っていき、ますます食べやすい野菜になっていく。

急げば急ぐほど、本来の野菜の味から遠ざかる、そんな確信ももちました。

 

同じ野菜を様々な方法で育てた、というお話は以前にしました。

畑に何かを投入すればするほど、野菜は早く大きく育つ。畑に何も投入しないと野菜はなかなか育たない。そのまま大きくならないことも。でも、その育たない小さな野菜の方が圧倒的に美味しい。

この事実を知った時は、実はお先真っ暗だった。

“売り物にならない”

でも、きっとできるはずだ。

少しずつだが、できるようになってきている。

今年は、2年越しでなくてもニンジンがそれなりの大きさに育っている。そして味もバッチリ!

 

既存の理論がいかに経済のためだけに作られてきたのか・・・ この事実もゆっくり何年(約18年)もかけてじっくり見てきた。

畑であろうと、人の身体であろうと、一定の成分だけを抜き出して、それを入れるということは、不自然、

素直にそう思えるようになった。

 

「貧血だから鉄分を補充しましょう」というお話はあちこちで頻繁に耳にします。

医薬品やサプリメントで鉄分補充をしている人は、いつまでたっても鉄分不足! その理屈もしっかり理解できるようになった。

鉄分が不足するには不足する理由がある。どれだけ必死で取り入れても、不足する理由を解決しない限り、どんどん排出されてしまう。吸収する力・変換する力を養わなければ、鉄分を維持することはできない。身体が弱っているときほど、顕著に現れる。

鉄分は、体内でつくることができないもの、というのが医学界含め世間全般の常識だ。

その常識さえも実は間違っている、ということが、理論ではなく現実の出来事として証明されている。

鉄分を補わなくても、体内の鉄分が増えている。この現実・結果だけで充分なのでは?

ちゃんとしたものを食べれば、身体に必要なものは身体の中でちゃんとできる。

でも、現代社会は、その理論づけ・科学的証明ができないと何も認めようとしない。

世間が認めようが認めまいが、自然界に起こっている現実をしっかり見ようよ! と私は言いたい。

 

10年以上前、4~5年、竹の炭を作っていた。(詳しい話はいずれまた)

竹の切り出しは、基本的には1月のみ。

しかも、新月。満月近くに切り出した竹は、1~2週間もすると、節の中に水が溜まり始める。そして夏前に腐り始める。

1月の新月に切り出した竹は、水が溜まることなく、その後1年間、いつでも炭の材料として使うことができる。

この事実は、山や建築に関わる仕事をしている人なら皆知っている。

でも、合理性・経済性を理由に自然の摂理に沿った伐採をせず、機械で強制乾燥してしまう。強制乾燥された木材は、見た目は同じでも、強度・耐久性・調湿力は、新月に伐採した木とは、全く違う。

 

次回は、330日(日)午後130分~ 第4巻 後編です

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<資料>フッ素 水ぼうそう