アセフェート(オルトラン)

 

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アセフェート(Acephate)は、有機リン農薬殺虫剤の一種。

主に野菜園芸植物につくアブラムシの抑制に使われる。

また、森林に対して葉もぐり虫ケムシハバチアザミウマアリの抑制にも使われる。

アセフェートは多数の植物に対し無害であると考えられている。

しかし、アセフェートの加水分解生成物であるメタミドホスは有害である。

また、アセフェートは加熱によって分解し、リン窒素および硫黄酸化物といった有害ガスを放出する。

アセフェートは水によく溶け、また植物体への浸透性に優れ、加えて植物体内で移動しやすい性質があるので、1回の散布で効果が持続し、予防薬に向いている。

特にアブラムシ等の吸汁性害虫に有効である。

商品名 オルトラン。粒剤、水和剤がある。

また、これのジェネリック品が日本で最初のジェネリック農薬として、ジェイエースの名でJA全農から発売されている。

同様に、住友化学からもスミフェートの名で発売されている。

アリに対しては、糖類と混合したベイト剤(アリアトール)が用いられる。

 

アセフェートは、その少量での使用にも関わらず、鳴禽類(ウグイスツグミヒバリなど)の方角感覚を狂わせるという結果も報告されている。

 

 

農作物ごとの指定農薬は、育成期間中については定められているが、育成前(作付け前)の除草剤・土壌殺菌剤などについては作物ごとには定められていない。

 

前記の「ラウンドアップ」(グリホサート)と、上記の「オルトラン」

ほとんどすべての農作物で、当たり前のように両方が使われています。

どちらも、ジェネリック農薬として、様々なメーカーから様々な商品名で大量に出回っているので、商品名ではわかりません。

ホームセンターで、誰でも気軽に安価で購入できます。

ホームセンターで売られているということは、買う人がものすごくたくさんいる、ということです。

ホームセンターは、売れ行きの悪いものはすぐに取り扱いをやめます。

家庭菜園をされる方の多くが、この2つの農薬をセットで使用しているのでは???

 

生活習慣病すべての要因になる「ラウンドアップ」と方角感覚を失わせる「オルトラン」・・・何おかいわんや・・・ですね!

 

『食品安全委員会』は、「ラウンドアップ」「オルトラン」ともに、“安全”のお墨付きを与えています。