アルガンクリーム

モロッコだけに育つアルガンの木の実の貴重なオイルとタイ特産の果物「ラムヤイ」の香りのミツロウのみで作ったシンプルなクリームです。

アルガンオイルに含まれる成分が肌をふっくらみずみずしく整え、ミツロウがオイルをゆっくり肌に浸透させ、乾燥から肌を守ります。

アルガン1【商品名:アルガンクリーム】

  • 〘内容量〙:50ml
    / 8ml
  • 〘付属品〙:8mlにはヘンプの携帯袋がついています。
  • 〘原産国〙:タイ(ナイアード・タイランド)
  • 〘全成分〙:アルガンオイル、ミツロウ

≪使い方≫

  • 固めのクリームですので、適量のクリームを手に取り、手の温度で温めながらお使いください。
  • 清潔なスパチュラ(へら)やバターナイフ等を使うと、クリームを清潔な状態に保つことができます。
  • また、少しずつ削り取ることで、クリームが柔らかくなり、使いやすくなります。
  • ナイトクリーム、化粧下地、全身の保湿に。髭剃り後のケア、お子さまにもお使いいただけます。

 

アルガン2アルガンクリームの成分の主役は、モロッコだけに生育するアルガンの木の実から採れる希少なオイル、「アルガンオイル」。

そして、その素晴らしい効果を支えるもう1つの素材が北タイで作られたミツロウです。

モロッコとタイ、それぞれの国の自然の恵みを組み合わせることで、やさしくリッチな使用感を生み出しています。

 モロッコの黄金・アルガンオイル

アルガンの木は、学名をArgania spinosaといい、モロッコのみで生育する植物。シアバターで知られる「シアの木」と同じアカテツ科の仲間です。乾燥した厳しい気候の中で育ち、その成長はゆっくりですが、大きくなると木の高さは7~10mにも達します。先端がとげのように尖った枝に、長さ1cm、幅4mm程の楕円の葉がつきます。花も、刺状の枝に直接つきます。花は花弁が無く2mm程の小さな目立たないものですが香りの良いものです。果実は楕円で、オリーブの実にも良く似ていますが、先端が微かに尖っています。花も実も、ほぼ通年つきます。

この果実の種子の中にある胚の部分から採れるオイルがアルガンオイルです。

アルガンオイルの成分は、グリセリドがオイルの99%を構成し、不飽和脂肪酸がそのグリセリドの主要な成分、オレイン酸とリノール酸が脂肪酸の大半を占めています。

しかし、アルガンオイルの素晴らしい使い心地を作り上げているのは、量はわずかでも肌に良い効果を与えると言われる多様な微量成分です。主な微量成分はカロチン、キサントフィル、トコフェロール、トリテルペンアルコール、ステロールなど。特に、トコフェロール類(ビタミンE)は、オリーブオイルよりも豊富に含まれています。これらの成分から構成されるアルガンオイルは浸透性が高いため肌なじみが良く、肌をふっくら、みずみずしく整えるのが特徴です。

アルガンオイルはそのスキンケア効果の高さと希少性から、「モロッコの黄金」と呼ばれることもあります。

 アルガンオイルの作り方

アルガン3オイルが採れる部分は果実ではなく、種の中の胚。乾燥させたアルガンの実の果肉の部分を取り、どんぐりより少し大きめの、厚く硬い殻に包まれた種を1つ1つ石で割って胚を取り出します。アルガンの種はとても硬く、胚を取り出す作業には機械を使えないため、すべて手作業で行わなければなりません。

小さなアルガンの種の殻を一つ一つ石で割り、胚を取り出すのは大変な作業。1日働いても2kgの胚を取り出すのが精いっぱいです。

アルガンオイルはこの胚の部分を圧搾して作られますが、採れるオイルの量は胚の重さの30~50%のみ。いかに手間がかかり、貴重なオイルであるかがおわかりいただけると思います。

 オイルづくりの伝統と品質

伝統的な製法では、取り出した胚を石臼でペーストにし、そこに水を加え、手で捏ねて搾ります。この製法はとても美しい手仕事ですが、1リットルのオイルを搾るためには10時間ほどかかります。さらに胚の量の30%弱のオイルしか採れません。

体力も時間もかかる重労働なうえ、不純物が混じりやすく、オイルと水が混ざるため、水に含まれる酸素によって酸化が早く進み、上質なオイルを採ることが困難です。

ナイアードが購入しているアルガンオイルは、胚を取り出すまでは手作業で行い、搾油は機械を用いて行うため、40%程度のオイルが採れ、より上質なオイルができます。

オイルを作る方法は違いますが、どちらの方法でもオイルが取れる胚以外の部分も無駄になることはありません。乾いた果肉は家畜の餌に、胚を包む殻はかまどの焚き付けに、オイルの搾りかすも家畜の飼料に再利用され、使い切れない分は市場で売られます。

アルガンオイルはその丁寧な作り方、伝統からスローフード大賞を受賞しています。

北タイ・ラムヤイのミツロウ

アルガン4アルガンクリームのもう1つの素材、ミツロウ。ミツロウはビタミンB類を含み、肌を乾燥から守り、整える効果があります。

このミツロウは北タイでポピュラーな果物、ラムヤイ(龍眼)の花の香りがするものを選びました。ラムヤイの木は10mほどの高さまで育ち、7月から9月にかけて、直径3cmくらいの果実がなります。果実は丸い形で、でこぼこした厚い皮に覆われており、果肉は白く半透明で瑞々しく、見た目も味もライチに似ていますが、甘味も芳香もより濃厚です。

花は小さく花弁のないものが房になって咲く地味なものですが、香りは果実よりも一層豊かに華やかに香ります。この花の蜜を集める蜜蜂の巣から採ったミツロウもまた、甘酸っぱい、フルーツのような香りがほのかに感じられます。

 アルガンクリーム~製造~

アルガン5〖アルガンオイルを生かす、シンプルで贅沢なレシピ〗

素晴らしいスキンケア効果を持つアルガンオイルですが、とても早く肌に浸透してしまうため、その使用感を長く楽しむことが出来ません。

そこで、肌のデリケートな方にもお使いいただけるように、また、心地よくオイルの効果を感じていただけるようにと考えたのがアルガンオイルとミツロウだけのシンプルだけれど、贅沢なレシピ。潤いを与えるアルガンオイルがゆっくり肌へと浸透して肌の内側からふっくらさせ、ミツロウが外側からやさしく保護し乾燥を防ぎます。

 繊細な手仕事、クリームに込める想い

アルガン6アルガンクリームは北タイの工芸の町、チェンマイで地元の女性たちによって作られます。

その作り方はとてもシンプル。アルガンオイルとミツロウを湯煎して溶かし、混ぜ合わせたら容器に注ぎ、冷やし固めるだけです。

一方でシンプルだからこそ、すべての工程につくり手の繊細な手仕事、気遣い、製品への愛情が込められます。よりなめらかで柔らかい、使って気持ち良いクリームを作るために様々な工夫や気遣いがされているのです。オイルを温める際はアルガンオイルが酸化しないように低温でゆっくり時間をかける。細心の注意を払い、しかし手際よくクリーム素地を器に注ぐ。鍛えられた目で行う慎重な検品など・・・。そうしたつくり手の心配りは、クリームを仕上げた後も、日本に送り出すその時まで続きます。

 パッケージへのこだわり

アルガン7アルガンクリームを製造するナイアード・タイランドがある北タイのチェンマイは、今もなお、様々な伝統的な手工業の技術が受け継がれています。その中でも、クリームの器はタイの三大陶器といわれている「セラドン焼き」の大きな魅力である、小さなクラックが出来る焼き方を取り入れた陶器にしました。

また、アルガンクリームの優しい使い心地を形にするため、色は乳白色の柔らかい色を、かたちはイギリスのアンティークの薬瓶やアールデコなどの、モダンでありながら懐かしさのあるものにしました。クリームだけでなく、器もまた手で作るものならではの温もりのある器をチェンマイ近郊の工房で作ってもらっています。

緩衝材としてボトルの包装紙には、チェンマイで伝統的に作られている桑の葉の手漉きの紙を用いました。また、8mlについている携帯用の袋は、チェンマイ近郊に住む山岳民族、モン族の人々が手織りした無漂白のヘンプ布を使い、ラフ族の人々がミシンで一つ一つ丁寧に縫い上げたものです。

 アルガンクリーム~背景~

地中海と大西洋に面した北アフリカの国、モロッコは、青と白、そして光のコントラストが印象的なフェニキア交易の中継地エッサウィラ、フランスの影響を受けたアールデコの白い街カサブランカ、古い歴史を持つ青い陶器の街フェズ、サーモンピンクの土壁と活き活きとした緑が印象的な街マラケシュ・・・、それぞれの街が鮮やかな色を持つ美しい国。古くからイスラム、ベルベル、アフリカの文化が交易によって交差し、独自の文化が作られてきました。

人が創り上げた文化的な魅力だけでなく、澄んだ青空、強い太陽の光、サハラからの暑く乾いた風、海からの風がもたらす優しい雨と霧、アトラス山脈の雪解け水、さまざまな気候がもたらす恵みのおかげで自然素材の宝庫でもあります。

 アルガンオイルのふるさと~モロッコの南西部~

アルガン8アルガンオイルのふるさとは、アルガンの木の自生地の中心、モロッコ南西部。

エッサウィラ等、大西洋に面した街は晴天が多く、温暖で過ごしやすい気候。

それらの街から内陸に向かうと、アトラス山脈周辺はサハラ砂漠の西端ということもあり、乾燥した土地が続きます。

この、乾燥した土地でも地中深くに根を下し、力強く生きる木がアルガンなのです。

 アルガンオイルとの出会い

アルガン9私達がアルガンオイルの名前を知ったのはモロッコの古都、フェズに暮らす大家族の物語を書いたファティマ・メルニーシーの著書『ハーレムの少女・ファティマ』(未来社,1998年)から。その中で主人公の少女が、南の明るい土地で採れる、髪と肌を美しくしてくれるオイルとして憧れを込めて語るシーンがきっかけでした。

初めはモロッコの南にあることしかわからなかったアルガンオイルでしたが、モロッコに通ううちに、「ビタミンEをとても豊富に含み、モロッコでは“若返りのオイル”とも呼ばれていること」「スキンケアに用いられるだけでなく、食用としてもとても上質なオイルで、スローフードとしても高く評価されていること」「大西洋に面した街・エッサウィラ近郊にアルガンの木があること」「ヤギが実を求めて木登りすることでも有名なこと」など、様々な顔が見えてきました。

アルガンの木と地域の関わり

アルガン10モロッコの先住民、ベルベルの人々はアルガンオイルを生活の中で利用してきました。

食用としては、ローストした胚から搾ったオイルをトーストにつけて食べたり、クスクスなど様々な料理に使ってきました。

食用の他に皮膚の吹き出物、特に青年期のニキビ、水疱、リウマチなどの治療にも使われてきました。また、乾いた肌に潤いを与えたり、しわの防止等スキンケアに使われてきた伝統があります。古くから彼らにとってはとても身近なオイルです。

アルガンオイルづくりは女性達が家事の合間に行う仕事でしたが、モロッコは女性が就業の機会を得ることが難しいイスラム社会。

オイルを売る仕事は男性が行うため、女性の手には現金が渡りにくいという問題点がありました。現在ではアルガンオイルを生産する女性の協同組合が数多くでき、どの協同組合もアルガンの木の保護や、女性の自立支援、社会的地位の向上を目指し設立されています。

アルガンオイルの評価が世界的に高まることにより、地域の経済もゆっくりと向上し、アルガンの木は現在では様々な社会的な意義を持つ存在になりました。

 アルガンの森を守るために

アルガン11モロッコ南西部のタルーダント、アガディール、エッサウィラ周辺などの大西洋側の都市を内陸に向かった、限られた地域に自生しているアルガンの木ですが、燃料や、畑の開墾のための乱伐が進み、絶滅が危惧されるほどにまで減少していました。

乾いた土地に点在するアルガンの木々を現地の人々は、「森」と呼びます。見渡す限りの荒れ地にどこまでもアルガンだけが生える風景には、私達の想像する豊かで穏やかな森とは異なった、厳しく、荒々しくも、力に溢れた雰囲気が漂います。

近年になって、アルガンの木が地中深く根を伸ばすことで、土壌の保水効果を高めその土地の乾燥を防ぐことが、地力を守り食料になる穀物、野菜の生産、飼料の確保に繋がることがわかってきました。加えてアルガンオイルの成分の有効性、オイル生産による経済的効果など、社会や環境にもたらす影響の大きさ、恵みの多様さ、重要性がモロッコならず世界的に知られるようになりました。

広く深くアルガンのことが知られることにより、このアルガンの恵みがこの地域に暮らす人々に実感として捉えられるようになり、アルガンの木を大切にしようという意識を生み始めました。

現在ではモロッコ政府による伐採の禁止や管理、オイルの生産グループによる植林によって保護が進み、少しずつアルガンの森はその力と生命を取り戻しつつあります。

 タイ・チェンマイ~工芸と芸術の街~

アルガン12インドシナ半島の中央部に位置するタイ王国。その国土は大きく4つの地域に分けられ、その地域ごとに多彩な表情を見せます。タイ北部は山岳地帯が多く、様々な山岳民族が暮らす地域。タイ第2の都市、チェンマイは豊かな自然の恵みに育まれ、古くから工芸と芸術が豊かに花開いた優雅な都市として「北の薔薇」とタイの人々から呼ばれて来ました。人の手が生み出す丁寧で繊細なものづくりの誇りを持ち尊ぶ気風は、今も人々に深く受け継がれています。

この穏やかで美しい町の郊外の田園地帯に、ナイアード・タイランドの工房はあります。

ナイアード・タイランドの工房は、北タイの工芸の町と呼ばれるチェンマイから、20kmほど郊外へ出た緑豊かな場所にあり、石鹸の他、ガスールの検品やパッキング、アルガンクリーム作りなど、ナイアードのものづくりのコンセプトと実践の中心をなしています。

工房では、周囲を囲む豊かな自然との調和はもちろん、周辺の村、特に女性に対し就労の場を作る、地域社会との調和をめざしたものづくりを行っています。

ナイアード・タイランドの工房は、もともと敷地に生えていたマンゴーの木を残すようにして建設されました。すでに長い年月を永らえてきた樹木を生かした場所づくりをしたのです。その他にも、工房の敷地内にはバナナやラムヤイ(龍眼)といった果物や、様々なハーブなどが茂ります。

この場所で、自然と調和したものづくりを行うために、ナイアード・タイランドでは植物の力を借りた廃水浄化システムなどの試みを実践しています。

日常的な廃水は、まず浄化池に集められます。そこに育つパピルスや空芯菜、ホテイアオイ、睡蓮などが、排水の汚れを栄養として取り込み、根の周りに住む微生物も汚れを分解します。自然に集まってきた巻貝や昆虫など水の中の生き物も同じ働きをします。そして枯れた植物や、池の底に溜まっていく泥はコンポストに移され、肥料として利用されます。

この他、チークの古い家を解体した木材を再利用したスタッフルームやトイレ、食堂の建設等リサイクルも積極的に行っています。

 

 

問; クリームが固いです。上手な使い方はありますか?

答; クリームが固く器から取りにくく感じられる場合には、清潔なスパチュラなどへら状のものでクリームを軽く削り取り、手の体温で温めてからお使いください。

 

問; クリームの香りが毎回違いますが、どうしてですか?

答; オイルやミツロウも収穫の季節や年によって全て香りが異なります。自然素材のみで作られる製品の特徴としてご理解ください。

 

問; 紫外線で油焼けすることはありませんか?

答; 「油焼け」は、かつて精製技術が未熟だったころに、鉱物由来のオイルに含まれる不純物が原因で起こったと言われています。アルガンクリームに使われているアルガンオイルは植物(アルガンの木の実)由来のオイルですので、油焼けの心配はございません。

また、酸化したオイルを使うことによる色素沈着や、オイルを塗ることで日焼けしやすくなることを心配する声も多く聞きます。酸化したオイルを使うことで肌に刺激を感じることや色素沈着を起こす場合がありますが、アルガンオイルは酸化しづらい成分を含んでおりますので、通常のご使用では心配ございません。

オイルと日焼けの関係については、いわゆる「サンオイル」との混同による誤解であると言われます。

オイルを肌に塗っても、日焼けを促進することはありませんので、ご安心ください。

 

問; 使用期限、保管方法は?

答; 使用期限は製造から3年です。開封後は6ヶ月を目安に使い切ってください。合成保存料を添加していませんので、直射日光を避け、冷暗所で保管してください。

 

問; 保管方法が悪く、劣化してしまったようなのですが使っても大丈夫ですか?

答; 肌へのご使用はお止めください。肌に使用できなくなったものは、革靴などの革製品や木製品を磨くワックスとしてお使いください。

 

  • ワックスとしてお使いの場合、必ず目立たないところでお試しいただき、問題がないことをご確認の上、ご使用ください。

 

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