ほうじ茶

砂漠化した土の中でたたずむ茶樹の姿が語る

お茶は砂漠の中で生きる「肥料と農薬」の結晶!?

そんなお茶はやめて・・・

 

自然栽培のお茶の特徴は、最初の口当たりがあっさりしていること。

しかし、決して薄いのではなく後からしっかりと味と香りが立ってきます。

始めて口にする方は物足りなさを感じるかもしれませんが、飲んでいるうちに病みつきになる人もいます。

お茶は農薬と化学肥料で作る、といわれるほど大量の化学物質を投入します。

 

ほうじ茶本当に自然の中で育った、本来のお茶の味を忘れた現代人には、何かを思い出させてくれるようなお茶です。

ほんのりとした甘みと、しっかりした香ばしさは、厳しい自然の中で耐え抜いてきたお茶とは思えないほどのやさしさを感じます。

温めても、冷やしてもおいしいほうじ茶を、ぜひ普段の食卓の仲間入りさせてみませんか。

[原材料] 自然栽培茶

[製造元・生産地] 健一自然農園

[内容量] 200g

 

 

源流で……僕らお茶づくりをしている。ここに降る雨が、やがては平野の人たちの飲み水に……汚したくない。

しかし……戦後、日本の茶栽培はたぁ〜くさん肥料をまいて、色の濃い甘みの強い形のきれいなものを目指した。結果、土と茶の木は弱り、たくさんの農薬をまかないと維持できなくなってしまった。

そして……大量生産、価格破壊、大規模化を進める中、小さな産地はやっていけなくなり、次々に畑が荒れていく。また……便利さを求める暮らし方が、早さを求める暮らし方が、追い立ててくる時代が、ゆっくり急須でお茶を飲む心の時間を奪っていった。

自然は……本当にうまく出来ている。

人が欲を少しおさえて待てば、すぐに生命の営みを取り戻し、不自然を調和へもどしてゆく。

もったいないねん……こんなに美しい茶畑がみるみる荒れていってる。

茶畑にかかわらず、これだけの田畑を今につないでくれはった先祖さん……すんません。

外国からじゃなく、日本で自給しよや。

無農薬……とか本当は言いたくないねん。特別じゃないから。

いつか当たり前になったらなぁ。僕らのDNAは知っているはず、本当に大事にしないといけないことを。

 

日本人は季節感に喜びを見いだし、「旬」という価値観で、一年を通して様々な食を楽しむことができます。豊かな国民性とも言えましょう。

その一つの表れが「初物好き」です。

米や野菜、魚、酒など、その年その季節、初出荷されるもの、早く出荷されるものは、とても高価なものとなります。

お茶もその例外ではなく、「新茶」というだけで取引価格は跳ね上がります

たった一日で1,000円も相場が変動する時期があるのです。

新茶は、立春から数えて八十八日目に飲んで、昔から不老長寿の縁起物とされてきました。

近年では新茶の時期がどんどん早まり、地域性もありますが、4月上旬から新茶が並ぶところもあるようです。

それはやはり、需要のある相場の高い時期に出荷するメリットがあるからでしょう。

出荷の時期を早めようとすれば、霜の影響を受けやすい時期にかかる経費も増え、少しでも早く芽を出すように環境を整える資材と労力も必要となります。

そして、新茶は少しでも早く摘んだからといって決して美味しいというものではありません

適切な時期があるのです。

どの生産者さんにお伺いしても、新茶というのはイメージとして定着しているもので、お茶の飲み頃とは少し違うのでは、という見解でした。

本来、質のいいお茶というものは、適切な方法で保管すれば時間が経つほど熟成され、お茶の味がまろやかに美味しくなっていくものだと言われています。

季節感を大切にする気持ちはとても美しいと思います。

新茶の季節にしかない味わいを楽しんだり、季節のご挨拶にも喜ばれることでしょう。

しかし、一日でも早く、茶樹も生産者も無理をする出荷というのは、心が痛みます。

トラストで扱っているお茶はどれも茶樹と対話して育てられ、自然に添った栽培を大事にしています。

だからこそ、世の中が作り上げた新茶の季節のイメージに無理して乗るのではなく、産地それぞれのペースで作り続けていただけたらと思っています。

皆さんの自然に添った出荷と自然栽培へのご理解によって、より自然な流れで生産者さんを支えていくことができるのです。

 

外出するとき、あなたは水筒を持っていきますか?

重いし、荷物になるし、ついつい忘れちゃう、という方も多いはず。

そこらじゅうの自動販売機やコンビニで買うことができるペットボトル飲料は、とても便利ですよね。

そこで消費が増えたお茶。

家で落ち着いてお茶をいれるゆとりがなくなった現代では、ペットボトルのお茶が登場したことは画期的だったのかもしれません。

ペットボトル商品は大量生産で、大手企業は茶葉を大量に安く仕入れます。

しかしペットボトルのお茶の消費量が増えても、決してお茶農家の収入が増えているわけではないのです。

必然的に茶葉の生産も効率が優先されます。

跡継ぎ問題などで、年老いた生産者が一人頭の栽培面積を少しでも広げなければならない、という問題もあります。

効率優先の栽培方法の広がりに、ますます拍車がかかります。

 

にんぽう倶楽部では、特にお茶は、単に無農薬というだけでなく、有機肥料も一切使わない「自然栽培」に限定しています。

長く飲めば飲むほど違いが分かるようになってきます。

かつて、「お茶を飲むと体中が痒くなる」という経験を繰り返してきた私です。

無農薬のお茶をどれだけ取り寄せて試してきたことでしょう。

だからこそ言えるのです。無農薬だけではダメなこともある!!!

 

そんな中で、最もお勧めしたいもの! それが、この「自然栽培 ほうじ茶」です。

熱くても冷たくても美味しいですよ! 是非、水筒に入れて持ち歩いてくださいね!