古代米(あさむらさき)

自然栽培の古代米(あさむらさき)500g
もち米系の紫黒米です

「古代米 黒米( あさむらさき)」は、モチモチした食感が楽しめる、黒米。「朝紫」という品種で、もち米の玄米になります。
一般的な黒米よりも色が濃く、白米と炊くととても鮮やかな紫色になるのが特徴です。病害虫に弱く、栽培するのが大変ですが、苗の色の美しさにほれ込み11年前から育てられています。

白米に混ぜていただくのもとてもおいしいですが、オススメの食べ方は、黒米100%のおはぎ。あんこでもきな粉でも、美味しくいただけますよ。

足るを知る(生産者の声)

自然とは本来、私たちを生かしてくれる大きな存在。
自然のリズムに添って、起きてくる現象からその意味を汲み取り、メカニズムを学び、生産活動に活用することが自然栽培に取り組む醍醐味でしょう。
「現代社会において欲をコントロールすることは難しいこと。
けど、『足るを知る』という生き方、考え方を生産の場において実践したとき、農薬や肥料に頼らず、環境への負荷も少ない自然栽培に行きつきました」

ライフワークとしているブナの植林。始めてから10 年以上となります。
なんと、今では秋田県内で20 箇所以上に広がっています。
「個人的な欲に潰されてしまって、刹那的な生き方を選ぶ人間が多い現代で、200 年、300 年先を見通した、このような活動の意味。もっともっと多くの人に伝えていきたいです」
「社会や地域の中でお互いがそれぞれの立場で何が出来るのか、常に考え、行動することが大切だと思います。食の分野でもただ安心、安全な食べ物を求めるだけでなく、自分たちの選択が自らが暮らしている環境を作ることに繋がっていることをもっと伝えていきたいですね」

食は本来、私たち人間が生きていくうえでも、社会生活を営むうえでもとても大切なもの。字が表すように、『食』というのは『人に良いこと』。
合理化、効率化などスピードを求められる現代社会。そんな時代だから、軽視されがちですが、人間の根本である『食』についてより真剣に考える必要があります。
パワフルな原動力の源は一体なにか?
「食事やその準備を楽しむこと。これにつきますね」

一般的な米作りは収量や食味という項目に対し、多くの資材でコントロールします。自然栽培の稲作では稲そのものの力強い生育により実りを得ています。素直に体が求め、食してゆける様なお米になっていると思います。
田んぼには多くの鳥たちが飛来します。冬には白鳥やガン、カモ、春から夏はツバメ、サギなどが飛来します。他の生物も含めた多くの生き物たちと共生の関係にあります。
このような環境も含めて、受け継いでゆくことが人類も平和で健康的な生き方が出来ることにつながっていくのだと思います。
食べて頂く方一人一人の選択が、大切な命の食を生産することに繋がります。そしてそれが広がることにより、平和な世の中を創造し復元することになるのだと思います。
今まで以上に自然に学び、尊ぶことが求められてきていると感じています。自身も日々の生活の中で実践し、生産の場においても食=命の受け渡しを念頭に、精進していきます。そしてこの自然栽培の環がもっともっと広がることを願っています。

古代米を使ったご飯を食べよう!

玄米のままでは、真っ黒に見える黒米。しかしごはん(白米)に混ぜて炊けば、うっすらとした紫色がきれいな赤飯のような色合いのご飯に仕上がります。もち米系ですので、もちもちとした食感を楽しむことができるお米です。

■召し上がり方
白米1 合に対して小さじ1~2杯程度入れて炊くと、全体がほんのりとピンク色になったご飯に仕上がります。