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イソシアネート
柔軟剤の成分が少しずつ明らかになってきました。
今までに分かったことをざっと記しておきます。
周りの皆さんにも伝えていってくださいね。
『柔軟剤・芳香剤・消臭剤に使われている「イソシアネート」ってどんな物質?』
表示義務がきちんと定められていない柔軟剤・芳香剤・消臭剤、つまり表示義務が
ない!
だから、成分表示に「イソシアネート」と書かれていない。
柔軟剤の全成分(化学薬品名)を尋ねても、決して教えてもらえない。「企業秘密
です」「国で認められた成分です」としか答えてくれない。
国で認められているわけではなく、「規制がない」というのが正しい表現だと思う
のですが・・・
何十万種類もある化学薬品の中から、何が使われているかを探し出すのは至難の業
です。
市民団体などが少ない資金で研究者に依頼して探し当てることも非常に難しい。
そんな中、マイクロカプセルに化学薬品を封じ込める特許があり、「もしかし
て・・・」と調べてみたところ、その特許に「イソシアネート」を使ったデータが
あった。柔軟剤にも使われているのではと残留試験をしたら、見事使われていた。こ
うして柔軟剤の成分が少しずつ判明してきたのです。
イソシアネートは、一般の化学物質に比べて、空気中のごくごく薄い濃度でも、人の
目や皮膚や呼吸器に炎症を起こすことが分かっています。
工業製品の製造工場では、イソシアネートがごく微量でも蒸発する可能性がある場合
は、酸素ボンベの空気を吸いながら作業するように指導されている極めて危険な化学
薬品です。
この指導を守らずにフィルター式マスクだけで作業をしていると、頭がボ~ッとして
くる・精神的におかしくなる・筋肉が痛む・心臓や血管の動きが乱れる・・・ とい
うことが分かっています。
言うまでもなく、発がん性もあります。
このイソシアネートを使った新技術の特許がここ10年余りで65,000件も申請され
た。
イソシアネートを利用した主な製品は、実は山ほど身近にある。
「接着剤」「塗料」「防水加工」「集成材」「車のタイヤ・バンパー・ワイパーな
ど」「弾力繊維」「保温繊維」「記憶形状繊維」「防水繊維」「マットレス」
「チューブ」「ホース」「ポリウレタン」「歯科材料」「作業用手袋」「文房
具」・・・ などなど、驚くほど多くのものに利用されている。
決して安全ではない、いや、極めて危険であるが、これらの商品は、一応、イソシア
ネートを製品の中に封じ込めて、できるだけ発散しないように製品化している。(い
うまでもなく、少しずつ発散していくが)
ところが・・・ 柔軟剤や芳香剤、消臭剤は、これだけ危険な化学薬品「イソシア
ネート」をわざわざしっかりと発散させるように作っている。
この一旦封じ込めて、その後、発散させる技術が「マイクロカプセル」だ。
消臭剤の主成分である「第4級アンモニウム塩」(これも危険物質)とイソシアネー
トが接触すると、有害性が急激に増すことが研究により明らかになっている。
消臭剤は、危険物質と危険物質を混ぜ合わせてその相乗作用で、足した以上の危険性
を作り出すものと言える。
国際基準の「安全データシート」によると、「イソシアネート」は【急性毒性】
【呼吸器感作性】【皮膚感作性】 で ≪区分1≫ となっている。区分1とは、「微
量で死亡のおそれあり」という化学薬品のことです。これが柔軟剤の正体です。
こうしたものが街中に充満している今の日本。精神的におかしくなる人が急増して
いることは、化学的に見ても、大きな要因になっていることは間違いない!
恐ろしい社会になってしまいました。
恐ろしくない社会にしていきませんか?
2016.08.05