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大義と実利と日和見主義

【 大義 と 実利 と 日和見主義 】

 

いつの時代でも、大義で生きる者が1割近くいる。

いつの時代でも、実利で生きる者が1割以上いる。

いつの時代でも、日和見主義の者が8割くらいいる。

 

日和見主義の人たちは、大義にも実利にもどちらにでもなびく人たちだ。

日和見主義の人たちが、どちらになびくかで世の中の流れは大きく変わる。

実利になびきやすい、ということは言うまでもない。

 

日本人の場合、経済的実利だけの場合は、ある程度節制の効く民族のような気がする。

経済的実利に加えて「遊欲」「楽欲」「怠欲」「無関心欲」などが混ざった場合が厄介だ。

楽してちょっと得をする、何も考えずにちょっと得をする、そんなときは、悪気はないのにいつの間にか損得を基準に生きるようになってしまう。日和見主義の多くの人は、そのことにさえ気付かない。

そうなってしまうと、少々のことでは、“大義”になびかなくなってしまう。

そんな時代は、実利に生きる者たちの独壇場となる。

原子力村や医療村や軍事村や証券・金融村の実利主義には目に余るものがある。

分かってはいても、日和見主義の人たちは、大義になびこうとしない。

こうした業界を指揮監督する主務官庁の人間までが、「実利になびいた日和見主義者」で埋め尽くされているのだから何とも手の打ちようがない。

まさに「茹でがえる」状態。

(実際に試したことはないが)ほどよい水の中にカエルを入れると気持ちよさそうにのんびりしている。

そこに、火を入れ、少しずつ温め、少しずつ熱くしていく。

「危険だから早く出ろ!」と外からいくら叫んでも、気持ちよさそうにして聞く耳を持たない。

何とも言えない気持ちの良い温かさになると、「気持ちいいぞ! ゴチャゴチャ言わずに、お前も入ってこい!」と言う。

もう少し温かくなると、「こんなに気持ちいいのに、どうしてお前は分からないんだ。お前みたいな者がいるから世の中がややこしくなるんだ!」と逆に大義に生きる者を諌めるようになる。

さらに時間が進むと「なんだか熱くなってきたぞ! 出たくなってきたぞ! あ~、まずい、出たいのに出られない! 誰か助けてくれ!」と叫びだす。

その時、助け出そうとしても、時すでに遅し! へたに手を出せば、助けようとする者まで引きずり込まれ共倒れになる。そこまでいかないと分からない。

今まさに、日本はこうした状況なのでは? 危機的状況にある、私にはそう見える。 でも・・・

今ならまだ間に合う! そう信じたい。

“実利”になびいた日和見主義の人たちが、ひとりでもふたりでも“大義”になびいていってくれたなら・・・  多くの日和見主義の人たちを助け出すことができるようになるだろう。

声を大にして言いたい! 「大義をかざせ! そして1歩でも2歩でも歩み出せ!」と。

実利で生きる者たちと戦う必要はない!

ただただ、大義を優先させる生き方をする。それだけでいいのだ。

ひとつだけ注意しないといけない。実利に生きる者たちの虚空の大義に騙されないことだ!

医療費がタダだからといって、湯水のように医療費を使ってはいけない。

無駄な医療費を税金から取られ、その上、重病人にさせられる可能性が高くなるのだから!

2016.09.24

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