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発達障害
≪ 発達障害 ≫
「発達障害」13人に1人、というデータがある、という記事を見ました。 ほんの何年か前までは、極々一部の子を除いて、「個人差、個性を認めずに“発達障害”なんて病名をつけるなよ!」と思っていました。 しかし、どうも、そんなことは言っていられない状況になってきたようです。 にんぽう倶楽部には、保育士さんや学校の先生もたくさんお越しくださいます。 そうした方々とお話していても、ここ数年、急激に異変が起こっているように感じます。 つい先日も、小学1年生の担任をしているという先生が「20数人のクラスで、明らかな発達障害の子が4人、疑わしい(おそらく間違いない)子が数人、長年教員をしていて、低学年の子を見る機会が多かったけれど、どう考えてもおかしな状況になっている」と言っていました。 合成洗剤や柔軟剤に使われ出した「イソシアネート」、以前から使われていた「トリクロサン」これらと同等の毒性を持った多くの化学薬品。 そして、有機塩素系農薬 ⇒ 有機リン系農薬 ⇒ イソシアネート系農薬 と変遷を続ける危険な農薬。 化学薬品の変遷の大きな特徴は、急性毒性が少しずつ改善され、その分、浸透性と残留性が増し、少量でも絶大な役目を果たすことができるようになっていること。 急性毒性の代わりに、慢性毒性が増大している。 その中で、特に注視すべきことは「神経毒性」「生殖毒性」「遺伝子損傷」です。 慢性毒性は、すぐに見えないから一層怖い! ここに挙げた化学薬品に長期暴露した場合、人によっては放射能汚染より大きな悪影響があるのでは? と私は思っています。 これほど重大な問題なのに、誰も真剣に目を向けようとしない。 これほどまでにマスコミが沈黙を続けるということは、どこかで大きな圧力がかかって報道できない事情があることは明白だ。 さもなくば、この状況を放置できるはずもない。
合成洗剤や柔軟剤に使われる「イソシアネート」と、今では日本全国どこでも当たり前のように使われている「ネオニコチノイド系農薬」、いずれも神経毒性が最も強いもの。 発達障害の大きな要因であることは疑う余地もない。 事実、海外では、そうした研究データを発表している学者も多い。 (日本では、こうした研究に、研究費を出す機関がないため公的にはほとんど行われない) 子供本人の暴露の影響が大きいことは言うまでもないが、妊娠前・妊娠中・授乳中のご両親の暴露が遺伝子異常の大きな要因になっていることも間違いないだろう。
こうした問題を解決するには、当事者だけでなく、社会全体で危険要素を取り除いていくことが何よりも重要です。 現に明白な発達障害の子の対応ももちろん重要ですが、根本原因をしっかり回避していくことはもっともっと重要です。
危険な化学薬品は、商品名だけで回避することは難しくなってきました。商品名が同じでも数年ごとに化学薬品名を変えてきます。 問題視される化学薬品の兆候が現れると、大企業はいち早く、使用成分を微妙に変えて、「当社では○○は使用していません」と公表する。 しかし、代替化学薬品は、元の化学薬品にさらに新たな化学薬品を加えて、化学薬品名を変更するだけのものが多い。 後発品の方が、危険度が増しているのに、いかにも“安全に配慮”したかのような広報をする。 これが、大企業の常套手段であり、数年遅れで中小企業が追随する。 本当に恐ろしいことです。
どうか、社会全体で、農薬や合成洗剤をほんの少しでも使った商品は購入しない、という流れを作っていってください。 子供たちを守る根本方法はこれしかないのです。 他にもできることはたくさんあるかもしれません。でも、それらは枝葉末節のことであり、いくら枝葉をいじっていても、根本を解決しない限り、次から次へと新たな被害者が増えていってしまうのです。
「減農薬」と言われる農作物に使われる農薬は、「ネオニコチノイド系」が主流になりました。 通常の半分以下の使用、量や回数が減っても、子どもたちの危険度は増しているのです。 神経毒性に特化した農薬(虫や病原菌の神経異常を引き起こし病害虫対策をする農薬です)、少量でも効果絶大な農薬(浸透性・残留性抜群)、当然、人間にも同様の働きをする農薬です。
どうか真剣に目を向けて、これらの化学薬品をしっかり回避する消費活動をしていってください。 「被害者は実は加害者だった!」 農薬や合成洗剤のことです。 どうか、社会悪を広める・子どもたちの未来を奪う加害者にならないでくださいね! |
2016.11.08