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にんぽう倶楽部の原点
『水・空気・土 そして 心を求めて』
この言葉は、にんぽう倶楽部が正式にスタートした平成8年10月の私の原点です。
私の名刺をお持ちの方はご覧になっていると思いますが、 “水” “空気” “土” “心” が詰まった卵から「にんぽう倶楽部」が生まれてくるデザインになっています。
常に ≪初心≫ に立ち返って、「ことを選択」「ことを勧める」、その基本がこの言葉です。
枝葉で判断せずに、根で判断する。
枝葉末節だけで判断すると、後々取り返しのつかないことになる。
現在の自然環境問題や人の健康問題などは、まさしく枝葉末節の議論ばかりで、根がほとんどないように感じられます。
「本当に美味しい水とは?」「本当に美味しい空気とは?」「本当に美味しい野菜が育つ土とは?」「本当に優しい心とは?」・・・
原点に立ち返って、根をしっかり見ながら議論を進めていくことが大切だと思っています。
地に足の着いた「環境対策」「健康対策」「教育対策」を原点から考え直してみませんか?
【にんぽう倶楽部】
この名前は、私の強い想いがあって、創業当時に付けました。
国が決めた法律や県市町村が決めた条例よりももっと大事なものがある。
そもそもその法律や条例は何のためにできたのか?
法律の範囲内であれば、その法律を悪用しても許される。
近年は、利権団体の悪用を前提とした法整備もどんどん進んでいる。
ずる賢い個人もそれを利用する。
そうした法律も必要かもしれないが、もっともっと大事にしたいものがある。
「法律や規則や契約に囚われない、人と人との心の中で守り事」=「人の法」=「にんぽう」
「何のためにそれをしたのか?」「何のためにそれを言ったのか?」
同じことをしても・同じことを言っても、心のありようによって、その中身は正反対になります。
相手が気付いてくれるかどうかではなく、自分自身の胸に手を当てて、「今、どんな思いでしたのか?・どんな思いで言ったのか?」
卑怯ではなかったか? ズルさはなかったか? 後々のことを真剣に考えた上での言動だったのか?
常に自問自答を意識するために付けた名前、それが【にんぽう倶楽部】という名称です。
合成洗剤の主成分である「合成界面活性剤」、その多くが、PRTR法で危険と判断され、厳重な管理が義務付けられている「第1種指定化学物質」になっている。
一方で、テレビCMにおいて、日々これでもかと宣伝、日本中のほぼ全家庭に溢れかえって、家庭用には管理不要という例外規定のおまけ付き。
これほどまでの言動不一致の法律があるものなのか? 見渡してみると、言動不一致の法律の山。
法律のできた目的が意味をなさなくなり、法に触れなければ何でもありの世の中に。
食品の表示制度については、法の良識を疑う内容ばかりなのでは?
農薬においては、農薬を使いやすくするために基準値を設けているのでは?
医薬品は、【効用=重大な副作用】(例えば、頭痛薬の副作用は頭痛)という矛盾がまかりとおる世界。
人としての良識を優先した経済活動・購買活動が行われるようになることを願っています。
2017.01.11