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無差別テロ“香”撃(こうげき)
≪ 無差別テロ“香”撃(こうげき) ≫
【柔軟剤】【合成洗剤】【芳香剤】【整髪料】【消臭剤】【制汗剤】【香水】【トリートメント】etc.
「●●の香り」であろうと「無香」であろうと「微香」であろうと関係ない。
有害化学薬品が使われており、有害化学成分を発散させ続けていることに違いはない。
これらに使われている化学薬品成分を吸い込むことによって、頭痛・胃痛・嘔吐・吐き気・下痢・鼻詰まり・鼻水・眼チカチカ・涙ボロボロ・心臓痛・肺痛・肩凝り・咳・喉痛・声のしゃがれ・耳鳴り、さらには腰痛や全身倦怠感やイライラも・・・
こうした症状の多くが、上記のような製品を使用することによって起こっている。
しかし、多くの人は、これが原因だとは夢にも思わず・・・
少しずつだが、これらの症状を、上記の製品によって、即座に感じる人が増えてきた。
即座に感じ、その症状が長引く人を「化学物質過敏症」と言うようになった。
過敏症の人にとって、上記のような製品を使っている人が近付いてくることは、まさに【無差別テロの襲撃にあったようなもの】
過敏症でなくても、気分が悪くなる人は多い。
静かに過ごしている空間に、いきなり乱入してくる【柔軟剤使用者】=【テロ香撃者】
にんぽう倶楽部では、この【無差別テロ香撃】を出来る限り受けない空間にするよう努力している。
行政機関などでは、「法律で禁止されていないものを規制するわけにはいかない」と言う。
しかし、上記の製品に使われている化学薬品の多くは、通称「PRTR法」によって規制されているものだ。(例外規定で家庭用品としての管理の省略が認められているだけだ)
この説明をしても耳を傾けようともしない。
にもかかわらず、法規制の一切ない(「定期接種」と言われる予防接種であっても義務ではない)予防接種は強制しようとする。本末転倒の最たる例だろう。
法規制されているものは無視し、法規制されていないものを強制する。
この陰で、苦しむ人をどんどん増やしていることには一切目を向けようとしない。
解決法はひとつ!
ひとりひとりの行動。行動が変わらなければ、生活環境は悪化するしかない。
上記の商品のほとんどすべてに「イソシアネート(総称)」という化学薬品が使われている。
中国でさえも規制対象にしている化学薬品なのに、日本では市販商品に対しての規制をすべて免除対象としている。しかも、どの製品にも原材料表示がない(表示のある成分の原材料の一部であるため)。
イソシアネートを使用する工場では、厳重管理(猛毒マスク使用 または 酸素ボンベ使用など)が義務付けられている。
民間団体が、生活環境でのイソシアネート濃度の測定をしている。
【住宅の密集した地域】【コンビニ周辺】【田植え時期の田んぼ周辺】が特に濃度が高いという。
柔軟剤だけでなく、多くの農薬にも【揮発性イソシアネート】が使われているからだ。
イソシアネートは、香りが失せてもまだ有害。
イソシアネートは、極端に薄い濃度の空気中汚染でも、多くの人がアレルギーを起こすことで有名な化合物だ。
喘息のような咳の発作や目や鼻や喉など粘膜が炎症を起こしたり、皮膚も炎症を起こしたり色が変わったりする。
肺から血液に入って全身を回り、呼吸器、心臓、脳、に多く集まり、腎臓、泌尿器、肝臓、脾臓にも集まる。
中枢神経機能の変調も知られているし、血管収縮で心臓発作も起きそうだ。
塗装作業や発泡断熱材吹付け作業で即死した例も知られている。
慢性的には間質性肺炎になって回復不能となり、酸素ボンベを引きずって暮らした末に死に至ることもある。
喘息発作で急死もある。失明の恐れも考えられる。
他の化合物に比べて桁違いの薄さでも危険とされている。
このような化学薬品が、市販の多くの商品に使われている。
化学物質過敏症の人の多くは、イソシアネートによる健康障害とも言えるだろう。
TVCMで、衣類をはたくと香りが発散する場面がある。
私には、毒ガスを撒き散らしているようにしか見えない。
というより、現に、毒ガス(イソシアネートは毒ガスです)そのものを撒き散らしているのです。
現に、苦しんでいる人が急増しているのに・・・ どうして世の中は動かないのだろう?
「大丈夫?」「大変だね!」
優しい顔をし、優しい声をかけるが、実は無関心。
化学物質過敏症の人にとって、最も辛い瞬間です。
なぜなら、優しい声をかけてくる人たちが発散する化学薬品で苦しんでいるのですから!
2018.10.14