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理容室・美容室

【理容室・美容室】

 

「自然食品店」と言われるお店で、“農薬”“化学肥料”“食品添加物”をほんの少しでも使った商品は一切販売しない、というお店はおそらくないだろう。

にんぽう倶楽部では、“可能な限り”とか“できるだけ”ではなく、原材料のほんの一部でも使っていると分かれば取り扱いをしないことにしています。

 

にんぽう倶楽部のようなお店が、日本全国の各市町村に、せめて1店舗ずつでもあるような世の中になって欲しいと思っています。

 

これと同じように・・・

化学合成シャンプー・リンス・トリートメント、パーマ、毛染め、スプレーなどを一切しない理容室・美容室が、日本全国の各市町村にせめて1店舗ずつでもあるような世の中になって欲しいと思っています。

 

化学物質過敏症を発症する人は、職業別にみると【理容師・美容師】【看護師・介護士】【教師】【主婦】が圧倒的に多い。

過敏症でない人であっても、合成洗剤や化学合成シャンプーなどのニオイや揮発成分で気分の悪くなる人は多い。

そうした人たちに対応できる【理容室・美容室】は皆無と言っていいだろう。

(東京、千葉、神奈川に1店舗ずつある、という話は聞いたことがあるが・・・)

 

私は、現在は、美容師さんがひとりでしている美容院に2ヶ月に1回くらい行っている。

他のお客さんと重なる心配がないように、ひとりでされているお店を選んだ。

予約は、必ず朝一番に取るようにしている。他のお客さんの後だと様々な化学薬品が店内に充満していて耐えられないからだ。

そのお店には、シャボン玉の固形シャンプーを備えてもらっている。

 

こうした方法を取っていても、美容室から帰ると、髪の毛はもちろん、衣類にも化学臭が染み込んでいる。

美容室から帰宅すると、すぐにもう一度洗髪をして、着ている衣類をすべて着替える。それでもその日は夜まで、臭いや揮発性化学物質が鼻の奥にこもっているようで気分が悪い。

 

同じような思いをしている人は、想像以上に多い。

 

今まで、理容室や美容室の知り合いには何度も頼んできた。

「カットと天然石けんによる洗髪だけのお店にしてくれませんか?」

言うまでもなく・・・ 答えは、すべて“ノー”

美容師本人が化学物質過敏症で苦しんでいる人でさえ“ノー”だった。

 

理由はいろいろあるようだ。

  • 美に追及  ★ 現在のお客さんへの対応  ★ 採算性  などなど、

 

「美の追求」に関して言えば、考え方は人それぞれだが、「人為的に作られた美」と「内から染み出る自然体の美」どちらを求めるか?

後者を求める人がどんどん少なくなっていく世の中に、私は危惧を感じています。

 

「現在のお客さんへの対応」についても、考え方は人それぞれ。

≪ 発がん性のある化学薬品 ≫ や ≪ 生殖機能に異常をきたす化学薬品 ≫ や  ≪精神の不安定を招く化学薬品 ≫ や ≪ 皮膚を荒らし薄毛の原因となる化学薬品 ≫ を使って、お客さんの満足を得る、私はここに大きな疑問を持っている。

 

「採算性」に関しては、どこまで儲けたいのか・・・ この判断によって大きく異なるが・・・

私なりの提案をしてみます。(素人考えなので、失礼があったらあらかじめお詫びします)

(ただし、スタッフを増やして、店舗を増やして、できる限り儲けたい、という人には全くそぐわないが・・・)

人生として・生き様として、何を求めて生きるのか?

 

化学合成シャンプー・リンス・トリートメント、パーマ、毛染め、スプレーなどを一切使用せずに、カットの腕だけでお客さんに喜んでもらう。

 

使うタオルは、【シャボン玉スノール】で洗濯。

洗髪は、【固形シャンプープチパレ】

顔剃りは、【シャボン玉フェイシャルソープ】

 

使うものはこれだけです。

 

ひとり1回4,000円、1日6人、週5日、月4週として、

4,000円 × 6人 × 5日 × 4週 = 480,000円 (1ヶ月の売上高(収入))

 

電気・ガス・水道・電話など光熱費 ・・・ 月5万円

他にかかる経費は???

最初に、10畳~20畳くらいの店舗設備作ってしまえば・・・

ハサミ、ブラシ、ドライヤーなど・・・ この経費をどう見るか。

 

それでも毎月40万円くらいの手取りができるわけです。(年間480万円)

100万円のハサミを1年ごとに買い替えても、年間380万円の手取りとなります。

 

 

上記の前提を少し変えて、(私は、こちらをお勧めします)

4,000円 × 8人 × 4日(週休3日) × 4週 = 512,000円

 

週休3日をいかに有意義に過ごすか! これが人生の妙味となるのでは?

いかにお金をかけずに充実した日々を作っていくか。

楽しみながら家庭菜園をして、安全と喜びを得ながら家計費が削減される。

薪ストーブを設置して、心の癒しを得ながら、冬の光熱費をさらに減らす。

薪の確保・薪割りは、気分転換と運動不足解消に!

 

贅沢を望まなければ、のんびりと気持ちよく生活していける収支になると思いませんか?

その上、来店してくださる方たちの拠り所になるんです。

 

 

ひとりのお客さんが、平均2ヶ月に1回の来店として、

8人(1日) × 4日(週営業日) × 4週 × 2ヶ月 = 256人

 

256人のお客さんが2ヶ月に1回来店してくれたら、いつも予約でいっぱい、日程・時間調整どころか、常に予約待ち、キャンセル待ち状態になります。

 

各市町村、256人以上の人が、こうしたお店を待ち望んでいることは間違いありません。

例えば岡崎市、人口約30万人、 256人 ÷ 30万人 ≒ 0.0008(0.08%)

 

現在、化学物質過敏症の人は、1%以上います。

化学物質過敏症に準じた症状のある人は、30%とも言われています。

老若男女、年齢問わず・・・ です。

岡崎市30万人の1%は3,000人です。

どれだけ少なく見積もっても、3,000人以上の人が、こうしたお店を待ち望んでいるのです。

 

でも、ここで欲張ってはいけません。

お店をしようとする人は、できるだけ自分ひとりで、自分のペースで気持ちよく仕事ができる範囲までの予約数とすることです。

 

望むすべての人に対応しようとして、従業員を雇用したり、営業時間や営業日数を増やしたりすると、必ずどこかにしわ寄せが出てきます。

そのしわ寄せは、従業員の給料問題や勤務時間かもしれません。

本人の心の余裕度や、体力的な問題かもしれません。

規模を大きくすると、あらゆる面で他店との競争も始まります。

 

そうした波に飲まれないように、そうした波に関わらないように・・・

ひとりで、家族で、心と身体に無理な負担がかからないように・・・ 毎晩、家族そろって晩御飯を食べることができるような生活を心がけましょうね。

 

ひとりで対応できないくらいのお客さんになってしまったら、理容師・美容師仲間の輪を広げていってください。

独り占めしようとせず、もっともっと多くの理容師・美容師さんのために、その道を開いていってください。

 

 

理容師を美容師をしていたけれど、化学物質過敏症でその道を断たれてしまった、という方、本気で考えてみてください。

言うまでもなく、過敏症でない人も、本気で検討してみてくださいね。

 

 

みなさんの周りで、本気で検討する、という理容師さん・美容師さんがいましたら、お声かけください。

にんぽう倶楽部はもちろんですが、シャボン玉石けんさんにも協賛の依頼をしてみます。

石けんの提供や、近隣地域への広報や、シャボン玉石けんさんのHPや友の会だよりへの掲載などなど・・・

スタートするにあたっての協力をできる限りしていきたいと思っています。

 

 

これからの世の中のために、新たな一歩を踏み出す人になってくださいね。

2019.01.31