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やればできる
【やればできる!】
これからの農業、生活しやすい田舎暮らし・・・
新規就農を目指す若者は、実は想像以上に多い!
私はそう思っています。
その多くは、国が目指すような大規模農業ではなく、農薬や化学肥料に頼らない小規模農業。
ネックになるのは生活の維持!
この問題は、職住一致の環境を整えることで、解決への道が開けてくる、私はそう思っています。
その時の大きな壁が、農地行政!
住まいと農地を引き離すことを原則とした農地行政が、希望への一歩を阻んでいる。
耕作放棄地は山ほどある。新規就農したい人は山ほどいる。
これは、マッチングの問題ではなく、農地行政の問題だと思う。
田舎に行けば行くほど、耕作放棄地の価格は驚くほど安い。
車1台を買うより断然安い場所が山ほどある。
「ここで農業をしたい!」 そう思った時、それが叶わない理由が住居の確保だ。
その農地の中に、仮住まいでもいいから住める小屋を建てる、農業資材倉庫を自作する、そんな道が許されれば・・・
これが許されないんです。
農地はある。別に住む場所を確保しないといけない。
住む場所は農地から離れた場所。賃貸であれば倉庫など自由に作ることはできない。土地を買うとなると宅地は農地の何十倍もする。
農地と離れて不便な上に、初期投資が何十倍にも膨れ上がってしまう。
農業、しかも農薬・化学肥料を一切使ない農業となると、最初の数年は思うような収入は見込めない。
そんな中で大きな投資はできない。
若者たちが躊躇する大きな理由のひとつになっている。
私は今まで、地元も含めて、多くの行政機関と話をしてきました。
農地行政の言い訳として必ず言われます。
「法律ですから!」「県の許可がないと!」「市としてできることではありません!」 etc.
具体的な法律内容の説明を求めると、ほぼすべての担当者が戸惑います。自らその法律をきちんと見たことがないのですから。
そして、農地法3条とやらを出し、あとは、運用や取り扱いの説明ばかり。
農地法3条は、その気になればどんな使い方でもできる法律。
現に、議員などに口利きしてもらえば、あっという間に例外で申請が通ってしまう。そんな例ばかりだと言ってもいい。
運用・口利きがすべての法律と言ってもいいかもしれない。
そんな訳の分からない法律に、本気の人たちの前進が阻まれているのだ。
若い純粋な人たちは、口利きしてもらえばできるが、口利きをしてもらわないとできない、そんな社会を求めてはいない。
本当の目的のために共に考え共に行動してくれる行政を求めているのだ。
実は、法律改正なんてしなくても、行政機関がその気になれば何でもできる。
それが農地法なんです。
「乱用を防ぐため!」という言い逃れは通用しない。
「真っ当な道を塞ぎ、乱用の道を開いているのが今の農地行政!」
それは、農地の乱開発の有様をみれば明白だ!
そんな中、その農地行政に大きな風穴をあけた行政機関がある。
まだまだ改善の必要なことばかりだと思うが、これはものすごく大きな一歩!
国や県の言いなりではなく、独自の農地行政(都市計画)を打ち出した。
手間暇がかかっても、意見調整が大変でも、仕事が増えても・・・ それでも本気でやるぞ!
そんな空気の感じられる内容です。
「やればできるんだ!」
以下の、パンフレットをご覧ください。
京都府綾部市のホームページ(以下のアドレス)からご覧ください
https://www.city.ayabe.lg.jp/toshikeikaku/machi/tosikekaku/tochikisei.html
この方法がいいのかどうかは私にはわかりません。
しかし、試すことに意味がある。
不都合があれば、少しずつ改めていけばいい!
とにかく、この1歩を踏み出さなくては!
この1歩を踏み出さない限り、地方再生なんてものが成り立つようになるはずもない。耕作放棄地が減るはずもない。空き家対策も進むはずがない。
すべては、農地法に風穴を開けるところからスタート!
ただし、大企業に都合の良い制度にだけはならないようにしないといけない。この点は重要だ!
田舎で・循環型社会を目指しながら・心地よく生活が成り立つ社会環境づくり!
やれば必ずできる! やる気があるかないか、それだけが問題なのだと思う。
2019.04.13