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軍隊のない国コスタリカ
「軍隊のない国コスタリカ」のお話は今まで何度もしてきました。
もし、日本が、本当に平和を望んでいるのであれば・・・ コスタリカの話題がもっともっとマスコミに取り上げられるだろう。
どうして大手マスコミは、一切話題にしないのだろう???
平和よりも経済優先の勢力が確実に存在している。
自民党は言うまでもなく、公明党も本性を現し出した。
憲法改正(9条改正・非常事態条項新設)容認の発言をやんわりとし始めた。
自民党・公明党を下支えしている軍需産業の意向なのか・・・
「軍需産業」というと、どこか特別の企業、と考えてしまう人が多いかもしれない。
しかし、軍需産業の中心は、旧財閥だ。
三菱を中心とした、日立・住友・三井・明治・・・
そこに、大手ゼネコンがハイエナのようにしがみついている。
「原子力ムラ」と「軍事ムラ」が、日本の経済と政治の方向付けをしていると言っても過言ではない。
公明党関連企業は、日本中に無尽蔵にある。
総資産は、三菱ホールディングスを上回る巨大組織だ。
公明党関連企業の多くが、旧財閥や大手ゼネコンと密接に取引をしている。
つまり、「原子力ムラ」と「軍事ムラ」の日本を代表する大企業と「自民党」「公明党」は一心同体ということだ。
この巨大勢力に対して、真正面から正々堂々と意見を言える大手マスコミは皆無。
暗黙の了解・情報統制・・・ これが今の日本の最も大きな問題点だ。
この大きな問題から脱却することができれば、世の中の隠された様々な問題点が浮き彫りになってくるだろう。
隠された問題点をさらけ出させて袋叩きにするのが目的ではない。
隠された多くの問題点を誰の目にも届くようにして、誰もがこれからの日本について真剣に考えるきっかけとして欲しいだけだ。
他人事として非を責めて、はい、終わり! ではなく、自分事として、今後どのようにしていきたいのかを真剣に考え、家族や友達などと、ざっくばらんに気軽に日常的に話題にして欲しい。
そんなこと考えても何も変わらない・楽しくない、ではなく、真剣に考えようとする人が少なすぎるから変わらない・変わっていく気配が感じられるようになれば楽しくなるのです。
コスタリカでは、【民主主義と軍隊は相容れないもの! もし軍隊があるならそこには真の民主主義はない!】という考え方が、国民全体に浸透している。
日本ではどうだろうか???
【軍隊を持つから疑心暗鬼になって、かえって戦争の危険性が高まる。だから、軍隊を持たないことが最大の防衛力なんだ!】
コスタリカでは、お金持ちからも貧乏人からも、一様にこのような言葉が聞かれるという。
中米では、日本の戦後も、ず~っと≪有事≫が続いている。
アメリカら・ロシアから、武器が垂れ流しのように売り渡され、常に内紛・内戦、時には国境を越えて隣国との紛争も・・・
そんな中で、コスタリカだけがポツンと、一切武器を持たずに平和を維持している。
世界中で、常にトップニュースになるべき内容だと思いませんか?
日本だけでなく、世界中に戦争を続けさせたい大きな圧力が働いている、ということだろう。
もうひとつ、
コスタリカの大きな特徴として、「永遠の経済成長などあり得ない!」ということを、ほとんどすべての国民が認識していて、誰もがしっかりと言葉にして表現しているという点があげられる。
巨大な資金が動けば、そこには必ず大きな利権が動く。その利権を求めて世界中が動き出す。
利権に群がるものが奪い合いを始めれば、そこには必ず紛争が起こる。
国民全体が、こういうことをしっかり理解している。
だから・・・
「そこそこがいい!」という発想が生まれる。
「そこそこがいい!」という発想が、争いを未然に防いでくれると考えている。
「そこそこでいい!」ではない点が重要だ。
「が」と「で」では大違いということを多くの国民がしっかり理解している。
日本の政治にも見習ってもらいたいと思う。
経済成長を声高に叫び続けていれば、いずれ、経済戦争から本当の戦争へと移行していく。これは歴史の必然だ。
資本家という人種は、そのために活動していると言ってもいいだろう。
コスタリカは、決して豊かな国ではない。
貧困率の高い国でもある。
だからこそ、軍事費をすべて福祉に使うという選択をした。
もうひとつ、【富の集中は、必ず貧困を生む!】という教訓も生かされているという。
富が集中するような政策ではなく、家族規模経営の農場や商店を増やす政策をしているという。
そうすることによって、大規模農場などで奴隷のように働かされて貧困から逃れられない人たちが、少しずつ解消されてきているという。
少しずつ、富が分散されるようになり、少しずつ貧富の差が解消される方向性が見えてきた。
日本が見習う点は多いと思う。
さらなる富の集中を目指す政策は、さらなる貧困層を生み出す。
武器を売ってもっと儲けたい資本家たち、貧困から抜け出すために暴動を起こしたい人たち、こうした社会情勢が戦争へと突き進む道となる。
そうならないために・・・
ひとりひとりが事あるごとに話題にし、バラエティー番組でも当たり前に語り合えるような風潮・雰囲気を作り出すことが大事なのでは・・・ 私はそう思う。
まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、今回はここまで。
みなさんも、コスタリカの情報を集めて、日本と比較しながら、これからの日本のあり方を考える習慣を付けていってくださいね。
これからの世代の人たちのために!
我が子・我が孫が、非常事態宣言によって戦場に送り出されることがないように・・・
2019.06.15