商品詳細
シャボン玉石けん
洗濯用、台所用、浴用、シャンプー、リンス、ハンドソープ、洗顔せっけん、ハミガキなど、基本的なものはすべて販売しています。
店頭にないものも、ほとんどの商品のお取り寄せが可能です。
数ある石けんメーカーの中で、どうして「シャボン玉石けん」???
「関連会社も含めて、合成洗剤を一切製造販売していない石けんメーカーであること」
「中和法ではなく、ケン化法の石けんだけを製造していること」
「石けんと関係のない商品の販売を手掛けない」
「様々な問い合わせに対して、誤魔化しのない回答をしてもらえる」
他にもいろいろ理由がありますが・・・
≪石けんの製法≫
石けんのクオリティや使用感は、使用油脂や原材料によっても多少異なりますが、製法によっても差が出ます。
石けんの製法は、機械を使って短時間で大量生産できる『中和法』と、無添加石鹸には一般的な『けん化法』の2種類があります。
また、釜炊きする一般的な『ホットプロセス』、加熱せずに作る 『コールドプロセス製法』 という区分けもあります。
色々な製法があっても要は、そこそこの品質であっても、安上がりで大量生産したいのか、多少手間隙がかかってもホンモノの石けんを作りたいのか、端的に言うとこれだけで価値は決まります。
すべてメーカーの考え方次第というわけです。
【けん化法】と【中和法】
- けん化(鹸化法)
けん化(鹸化法) 固形無添加石鹸(ナトリウム石鹸)は、オリーブ等の植物油と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を反応させて石鹸素地を作ります。
また水溶性の高いカリウム石鹸(カリ石鹸)は、油脂に水酸化カリウム(苛性カリ)を入れて石鹸素地を作ります。
※苛性ソーダや苛性カリは石鹸製造に必須なもので、けん化法の場合、自然乾燥の過程で残留はほぼ皆無になります。
けんか法で出来たものが脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムといわれる石鹸素地(純石けん分)。
副産物として脂肪酸から遊離した「グリセリン」も出来ます。
グリセリンは、化粧品原料にもよく使われるうるおい成分です。
うるおい成分ではありますが、水分を吸着する性質が有り、そのまま残っていると比較的溶けやすい石鹸になってしまいます(無添加石鹸が溶けやすいと言われる要因でもあり、潤いを与えることが出来るメリットでもあります)。
石鹸を溶けにくく仕上げたい場合には「塩析」をしてグリセリンや不純物(?)を取り除くこともあります。
通常の無添加石鹸は、釜で油脂を焚き込み、熟練職人がじっくり手間暇かけて作ります。
そして、鋳型等に流し込んで固めて出来上がります。
これを枠練(わくねり)と呼びます。
出来上がったものを一個一個切らなければならないので結構大変な作業です。
塩析をして不純物(?)を取り除いた石鹸のほうが、純石けん分の割合は高く高くなります。
しかし、取り除くもの中には自然素材の栄養分なども含まれまれるので、必ずしも純度の高さと石鹸のクオリティは正比例するものではありません。
- 中和法
けん化法に対し、中和法は、油脂を「脂肪酸とグリセリン」にまず分離させておき、脂肪酸とナトリウムを化合させます。中和法で作られた石鹸にはグリセリンは全く入っていません。
石鹸メーカーの意図でグリセリンをはじめ様々な化学添加物を添加(防腐剤・金属封鎖剤・酸化防止剤・発泡剤・色素・香料など)して石鹸の完成品を作ります。
全成分表に添加物の表記を避けるために、あらかじめ油脂に化学添加剤を添加しておくことで、成分には「石鹸素地」とだけ表記するということも多くの石鹸メーカーは行っています。
これをキャリーオーバー成分と呼びます。
『無添加石鹸』というので安心して買ったのに、使った後ヒリヒリして赤味が出た・・・。
これはキャリーオーバー成分によって肌が刺激を感じたものと考えられます。
この中和法は上記の枠練に対し、機械練り(きかいねり)と呼ばれ、硬く・形良く・短時間で・大量生産することが可能なので大手メーカーが好む方法です。
安価な材料で簡単に早く作れるので枠練りの無添加石鹸に比べるとはるかに安く買えるのです。
たかが石けん、されど石けん。石けんにもいろいろあるんですよ!
『グリセリン』って、自然・天然の保湿成分で、お肌にいいもの! みなさんそう思っていますよね。
ちょっとややこしいのですが・・・
けん化法で石けんを作ると、石けんの中に自然・天然のグリセリンが残り、ものすごく使い心地がよく、使用後のお肌も気持ちがいいです。コールド製法でより一層際立ちます。けん化法で石けんを作った時には、成分表示に「グリセリン」の名前はありません。グリセリンを添加したわけではないので。
中和法で石けんを作ると、石けんの中のグリセリン成分はほぼゼロです。洗顔するとものすごく顔が突っ張ります。それを解消するために、後から「グリセリン」を添加します。この場合、成分表示に「グリセリン」と表示されます。グリセリンを添加すると使い心地がよくなった気がします。
でも要注意です。
添加されるグリセリンは、ほぼすべて天然のものではなく化学合成で作られたもの。国連GHS区分で「皮膚腐食性・刺激性」=【区分3】・「眼に対する重篤な損傷・眼刺激性」=【区分2B】という化学薬品なのです。
グリセリンを添加している石けんは、グリセリン以外の化学薬品添加をすることが多い。
冒頭のどんなものを作りたいのか、という「メーカーの考え方を知る判断材料」となります。
商品説明から話が逸れますが・・・
≪消臭・除菌スプレーの危険性≫
合成洗剤メーカーが販売している消臭・除菌関連製品、その危険成分が、合成洗剤の中にも入っています。
合成洗剤の有害性は、合成界面活性剤だけでなく、多くの化学薬品の相乗毒性があるでしょう。
噴霧状で吸い込むと1万倍も毒性が強くなる
臭いやばい菌を気にして、「消臭・除菌スプレー」を愛用している人が結構多いようです。
まるでTV/CMのように、部屋の何にでもスプレーして満足している場合ではありません。
スプレーの中に含まれる1/1000ミリ以下の霧状の化学物質の微粒子が、何時間も部屋中に漂い私達の身体にどんどん吸い込まれていきます。
吸い込んだ薬剤は肺から吸収され、肝臓で分解されずに体内に回るので、食べ物と一緒に胃腸から吸収される場合より毒性が100~1万倍も強くなるのです。
こうして消臭・除菌スプレーは、私達の生命力をどんどん奪い取っていくのです。 頭痛や不快感、皮膚のかぶれが…
英・ブリストル大学の研究グループのマウス実験では、消臭スプレーに数多く含まれる化学物質が皮膚に浸透し、身体の抵抗力を弱める恐れがあることが実証されています。
また国内の報告でも抗菌加工品から溶け出した薬剤のためにかぶれたり、気化した薬剤を吸い込んで頭痛や不快感を感じた例がいくつでもあります。
どのメーカーのCMも小さな子供を守るイメージですが、実際は、反対に不健康・不衛生を助長し、アレルギー体質化させていることを認識して下さい。
数多く使うと効果が消え身体への毒性だけが蓄積される
身体の中に除菌剤が侵入すると、白血球が除菌剤と戦うために、活性酸素が生じ老化を促進してしまいます。
結果的に、皮膚を傷めることになるのです。
また除菌スプレーを繰り返し使っていると、ばい菌が薬剤に対して耐性を持つようになり、効かなくなっていくのです。
反面、自分の身体へは毒性ばかりが蓄積していきます。
前述の研究グループ報告では、消臭スプレー・ヘアスプレーが、妊娠女性や赤ちゃんに影響が大きいことが明らかになっています。
スプレーをほぼ毎日使う女性は、週に1回未満の人に比べて、頭痛持ちの割合が25%、出産後のうつ病では19%も高い数字です。
また生後6か月以下の赤ちゃんも、耳の疾患が30%も多かった結果が出ています。
表示(明示)されない化学物質の中身!
問題は、消臭・除菌スプレーがどんな化学物質や除菌剤が使われているか分からない点です。
有機系の除菌成分や穀物由来成分などと書かれているだけで、非常に不明確(不透明)です。
多くの健康被害が出ている関係上、スプレー製品にも表示義務や注意表示を義務付ける必要があると思います。
また化学構造上、悪臭物質を分解するものでなく包み込むだけなので、消臭効果は一時的なものです。
安易に“清潔ブーム”に踊らされずに、その裏に潜む危険性や“本当の清潔感”とはどういうものかを考えるべきです。
家庭内のすべての合成界面活性剤入り商品をチェックしてみよう。
訳の分からない長いカタカナの成分名があったら、その多くは、有害な合成界面活性剤です。
すべての合成洗剤の使用をやめ、【石けん】に切り替えよう。
【石けん】と【合成洗剤】の違いや見分け方、切り替えた時の注意事項などについては、今後「お伝えしたこと」欄の中で、順次お話ししていきますね。
2020.12.21