商品詳細
自然栽培コーヒー豆(自家焙煎)
【自然栽培コーヒー豆の自家焙煎】
小さな焙煎機ですので、大量に焙煎することも、大量のご予約をお受けすることもできません。
第一優先は、定期購入予約分です。
第二優先は、コンスタントに取り扱っていただける小売店や飲食店への卸売りです。
その次に、可能な範囲で単発購入の方のご注文をお受けします。
これまでに何度も何度も説明してきたことですが・・・
全世界の農作物別農薬使用量は、
【第1位:綿花】【第2位:コーヒー】【第3位:タバコ】です。
この3つで、全世界の農薬使用量の50%を占めます。
「オーガニックコットンの衣類やタオルを使ってください!」と口を酸っぱくして言う大きな理由です。
自らの健康のために使ってください、と言っているのではありません。
農薬の使用を少しでも減らすためにオーガニックコットン製品を選んでください、と言っているのです。
その結果、あなたも健康になるでしょう! あなたの周りの人たちも健康になっていくでしょう!
いきなり話が逸れますが、にんぽう倶楽部では、「益久染織研究所」さんの【自然栽培綿製品】 と 「メイド・イン・アース」さんの【オーガニックコットン製品】の販売をしています。
ある程度ご注文がまとまったら取寄せる、という方法をとっていますので、(現在、在庫商品はありません)お渡しまでに時間がかかります。
お急ぎの方は、それぞれ直販ネットショップにてお買い求めください。
「メイド・イン・アース」さん
https://madeinearth-store.jp/
「益久染織研究所」さん
https://www.mashisa.com/
コーヒーも同様です。
近年、本当に少しずつですが・・・ オーガニックコーヒーなるものも増えてきました。
しかし、残念なことに、その多くが、輸入時に港で燻蒸されてしまうのです。
(燻蒸とは・・・ 密閉された倉庫内などで、収穫後の農作物に農薬を沁み込ませることです)
オーガニックコーヒーとして輸入されるものは、多くても全輸入量の2~3%くらい
オーガニックコーヒーとして輸入されるもののうち、6割程度が燻蒸されているのでは・・・
日本国内で、実質オーガニックと言えるものは、1%にも満たないのです。
にんぽう倶楽部で焙煎している生豆は、オーガニックではなく、有機肥料さえも使わない「自然栽培のコーヒー豆」です。
その「自然栽培の生豆」について、輸入の都度、毎回「未燻蒸証明」を取得しています。
こういう輸入元は、極めて稀で、非常に少ないです。
またまた話が逸れますが、
これまでのお客さんには度々お話ししているバナナについて、
オーガニックで輸入されたバナナのうち、約8割が燻蒸処理されてしまうと言います。
しかも、その8割が、どのバナナなのか、それを分からないように流通させるのが輸入元の仕事でもあるのです。
オーガニックのつもりが、実は、最も危険なポストハーベスト農薬漬けのバナナだった、という確率が80%ということです。
その見分けはつきません。
化学物質過敏症の人だけが感じることができるのです。
(本当は、感じることができない人が「鈍感症」であり、過敏症と言われる人たちが正常なんですけどね!)
ある輸入業者さんは、会社案内やバナナのチラシには、「農薬不使用・化学肥料不使用」の案内をして、バナナそのものには、産地以外は何の表示もしない方法をとり、
「バナナに【オーガニック】や【農薬不使用】の表示をしていないので違法ではない」と開き直っていました。
ちなみに、この業者さんは、全国の生協などに卸売りをしている、自然食品業界では有名な会社です。
コーヒーが苦手、オーガニックでもダメ、という人の多くは、おそらく、燻蒸されたコーヒーを飲んでいるのでしょう。
こうした現状を、ほんのほんの少しでも解消していくために・・・
コーヒー好きの方におかれましては、是非是非、にんぽう倶楽部の自家焙煎コーヒーをお買い求めくださいね。
【アラビカ種の有名な品種:ティピカ系】
現在では原種はほとんど見られません。
サビ病や直射日光への耐性の低さが生産性を低下させており、その点をカバーする形での品種改良が進められました。
生産性の高い改良種よりも品質が高いため、近年では「純粋なティピカ」を標榜する商品もちらほら見られるようになってきていますが、元の特徴を知る人がいない今となっては、その真贋を見極めるのは難しいといわれています。
香り高い、はっきりとした味わいが特徴とされています。
「香り」は、ややはなやか。「酸味」は、やや刺激的。「苦味」は、ややストロング。「コク」は、ふつう。
世界の主流は、アラビカ種から枝分かれしていった新しい品種になりつつあります。
ティピカは、アラビカ種の最も原種に近い品種。
長い形をしている豆で、サビ病に弱く、多くの日陰樹を必要とし、収穫が隔年であることなどの理由のため、生産量は低いとのことです。
原種に近い分、純粋に優れた香り・酸味と言われているようです。
生産の問題から1960年代後半からカトゥーラなど、生産性の高い改良品種に取って代わられたそうです。
【 アラビカ種 と カネフォラ種 (ロブスタ種)】
コーヒーノキは、リンドウ目アカネ科コーヒーノキ(コフィア)属に属する植物の総称です。
現在確認されている品種は100種類を超えており、現在も野生品種間のランダムな交配や改良研究の成果として新種が生まれ続けています。
しかし、これらは元をたどっていくと5~8種程度の原種に行き当たり、そこから枝分かれするように変化していったと考えられています。
この原種のうち、現在世界中で栽培されているのが「アラビカ種」と「カネフォラ種(ロブスタ種)」です。
アラビカ種はアフリカ大陸のエチオピア原産と言われており、はじめて商業的に生産されたのがイエメンであったことからその名が付きました。
ブラジル : 2364000カネフォラ種はアフリカ大陸のコンゴ原産の品種で、生産されているカネフォラ種のうちほぼ全量がロブスタという品種であることから「ロブスタ種」と呼ばれることもあり、特に日本では「ロブスタ種」が通称となっています。
ロブスタ種は、品種改良が進んでおらず、欠品豆が多く、豆が小さく、皮が厚く、焙煎後の皮の処理にも手間がかかり、扱う業者さんが少ないのが現状です。
現地でも、販売用というより、自家用に栽培・飲用されることが多い品種になっています。
しかし、味・品質の低下を招く欠品豆を丁寧に取り除き、焙煎後に出る焦げた皮をしっかり取り除くと、やさしい・コクのある・上品な味のコーヒーなんです。
アラビカ種とロブスタ種を好みやその日の気分でブレンドしてコーヒーを淹れると、これがまた、ものすごく心地いいんです。
みなさんにも是非、飲んでいただきたいな~~~ と思っています。
ということで、にんぽう倶楽部では、当初両方の焙煎をしていたのですが、「ロブスタ種」の焙煎は、上記の説明のとおり、欠品豆がものすごく多く、その上、焙煎後の皮があまりにも大量に発生し、それを取り除く作業が並大抵ではないことから、取り扱いを断念し、現在は、「アラビカ種」だけの焙煎をしています。
以下、にんぽう倶楽部が仕入れをしている輸入元さんのコメントです。
ーーー輸入の際に検疫で消毒されたりしないようにやられているんですよね?
そうです、無燻蒸処理ということで海運会社さんに依頼をしてやっています。申請するのはすごい書類がいるんですが、僕らは20年以上前からやっています。
ーーー検疫で消毒するのは結構色んな種類があるんですか?
一般的に知られている燻蒸剤は、家庭で使用される殺虫剤(アースレッドやバルサンなど)が知られていますが、その他にホスフィン、ジクロロプロペン、クロロピクリン、イソシアン酸メチル、シアン化水素、フッ化スルフリル、ホルムアルデヒド、ヨードホルム、リン化アルミニウムなどもあります。
ただ、コーヒー豆や輸入農作物に散布される燻蒸剤にどのような薬品が使用されているかは、僕達にもそういう情報は入ってこなくて、わからないんです。役所との関係もあるのでそこまで突っ込めないところはありますね。ヘソ曲げられてもあれなので・・・
撒かないでくれと言って、「わかりました、撒きません」が答えだと思っています。
また、輸入されたウガンダコーヒーの生豆は、国内の植物検査機関に依頼をして、250項目の残留農薬検査を実地しています。
これは結構お金がかかるので痛いのですが(笑)
これもお客様に安全なコーヒー豆をお届けする大切な業務だと考え、輸入毎に必ず実地させて頂いております。
20年間、一項目も残留農薬が検出されたことはありません。
最低限、検査するならこの250種類項目を検査しておけばまず残留農薬と言われるものはないだろうということなんです。だから費用も高いんです・・・
後、これと一緒にアフラトキシン(カビ毒)も検査しています。
(「アフラトキシン (aflatoxin , AFT) とは、カビ毒(マイコトキシン)の一種」)
最近ではこういうものも検査してくれと言われる時代なんです。
僕らのコーヒー豆は、すべて契約農園で栽培されておりますので、残留農薬の心配は無いのですが、もし残留農薬が検出されたら僕たちは捨てる覚悟でいます。
(コメント、ここまで)
農薬も化学肥料も、そして有機肥料も使わずに育てられた自然栽培のコーヒー生豆、輸入後にも上記のような検査を徹底しているわけです。
にんぽう倶楽部では、この生豆を分けてもらい、さらに丁寧に手選別で欠品豆を取り除き、少量ずつ焙煎作業を進め、できるだけ鮮度の高い間に飲んでいただけるようにしています。
こまめにお買い上げいただき、一番美味しい状態でのコーヒーをお楽しみください。
自然栽培のコーヒー豆、他の植物と共生しながら、互いに守りあいながら育っています
(他の植物と共生し適度な日陰ができることで、健全なコーヒーが育ちます。その半面、管理が大変です。本来、大規模プランテーションで、健全なコーヒーを育てることは不可能なのです。)
(1本の木でも、実ごとに収穫のタイミングが違います。タイミングを見計らって、一粒一粒手摘みします。)
(手摘みした珈琲の実を目視で選別した後、天然水で洗って天日干しで乾燥させます。)
(輸入後、生豆の中の欠品豆(欠損豆)を選別し、良品豆だけを焙煎します)
(良品豆を焙煎した後、再度選別、欠損豆を取り除きます)
(そして袋詰め。新鮮なうちにみなさんのお手元へ)
欠品豆を、生豆・焙煎豆、2度の選別をすることで、味落ちする豆が取り除かれ、他では味わえない、まろやかでしっかりとした味のコーヒーを飲むことができます。ものすごい手間暇です。
コーヒーは、飲む寸前に挽いたほうが断然美味しいです。
私のお勧め【家庭用コーヒーミル;場所を取らない手軽なお勧め品】
「カリタ セラミックミルC-90」(ブラック)と(ホワイト)があります
過去、いろいろな何種類ものコーヒーミルを使いました(試しました)が・・・
場所を取らずに、スイッチ一つですぐに手軽に挽くことができ、挽き具合の安定度もある。
(にんぽう倶楽部では、販売していません)
コーヒーは、粉で購入するより、豆で購入してミルで挽いてすぐに淹れた方が断然おいしい。
大袋(500gや1㎏)を1袋購入するより、小袋の100gや200gをこまめに購入した方が、酸化が少なくおいしい。
(自然栽培のコーヒー豆は、酸化が極めて遅いです。場合によっては、時間の経過とともにまろやかになっていくことも!!!)
豆の保管は、光と空気をできるだけ当てないことが何よりも大切。
光の当たらない密閉容器で常温保管、これが基本になります。
一度封を開けた豆を冷蔵・冷凍保管すると、湿気を吸収し、酸化を早め、味を落とすことになります。
でも・・・ 長期間保管するのであれば冷蔵庫か冷凍庫になります。
だから、こまめに焙煎している販売店から、少量ずつこまめに購入することをお勧めしたいんです。
【是非お試しを!】
ホットコーヒー用にコーヒーを淹れて、そのまま翌日まで置いておく。
翌日、氷を入れてアイスコーヒーで飲む!
一般的には、酸化して、まずくて飲めたものではないと思います。
でも、これがものすごく美味しいんです。
ものすごくまろやかになっているんです。
本当の美味しさとは、こういうものを言うのだと思います。
自然栽培のすばらしさです。
2021.01.12