お伝えしたいこと
【日本酒】【焼酎】【みりん酒】
≪【日本酒】【焼酎】【みりん酒】≫
日本の伝統的な酒類です。
この3つの作り方、知っていますか?
ものすごく大雑把にお話ししますね。
【日本酒】
【お米】と【米麹】でアルコール発酵させて搾ったもの(搾ってないものは「どぶろく」)
【焼酎】(米焼酎)
【日本酒】を蒸留したもの
【みりん酒】
【日本酒製造過程の「もろみ」】と【米焼酎】を混ぜて、寝かせて熟成させたもの
めちゃくちゃ大雑把な説明でしょ!
でもね、これが基本なんです。
そこで質問です。
質問1. みなさんは、日本酒より焼酎のほうが安いものだと思っていませんか?
質問2. みなさんは、みりん酒は、日本酒・焼酎より安いものだと思っていませんか?
つまり、☆ 【日本酒】 > 【焼酎】 > 【 みりん酒】 ☆ という価格帯が一般的だと思っていませんか?
もう一度、上記の大雑把な作り方を見てください。
基本通りに作ったとしたら、多くの人が考えている価格帯と全く逆になる、と思いませんか。
どうして、日本酒よりも安く焼酎ができるのか・・・
どうして、焼酎よりも安くみりん酒ができるのか・・・
この答え、ものすごく簡単なんです。
『基本通りの作り方をしていないから!!!』
『基本通りの原材料だけで作っていないから!!!』
本当に無添加で安全で美味しい【焼酎】が欲しかったら、その素となる「日本酒」の原材料と製造方法を確かめないと、何の確認もできていないのと同じです。
同様に、本当に確かな【みりん】を手に入れようと思ったら、その素となる「日本酒」と「焼酎」の原材料と製造方法をきちんと確認しないと、何も確認していないということなのです。
「無添加の焼酎」「無添加のみりん」 ??? おそらく、一般に市販されているものでは皆無でしょう!
この基本通りかどうか・・・ ということは、ものすごく重要なことです。
原材料、製法、製造期間・・・ 一つ違えばすべてが変わってくる。
それでは、日本酒について、ちょっと見てみましょうね。
『三増酒(さんぞうしゅ)』という言葉、聞いたことがありますか?
大雑把に言うと、日本酒を作って、それを三倍に薄めたお酒のことです。
単純に水で3倍にすると、薄くなりアルコール度数が低くなります。
そこで「醸造用アルコール」という「原料用アルコール」のようなものを加えて3倍の量にします。
原料用アルコールを使えば、アルコール度数を自由に調整できます。
原料用アルコールは、化学的に大量に安価に作ることができるものです。
原料用アルコールの中に、あらかじめ、様々な添加物を入れることで、添加物表示を免れることもできます。
その添加物で、味調整や濁り防止、防腐対策などもできます。
何とも便利な原料用アルコールです。
余談ですが、私は、「醸造用アルコール」という表示のあるお酒を飲むと、10分もしないうちに酷い頭痛になります。
明らかに、醸造用アルコールに対する身体の拒否反応です。
世間一般の二日酔いの本当の原因は、「醸造用アルコール」や「各種隠れ添加物」であること、間違いないでしょう!
大手日本酒メーカーは、「醸造アルコールは発酵によって造られた純度の高いアルコールで、合成アルコールは認められていません」のような説明をすることが多いようですが・・・ ご都合主義の説明としか言いようがないです。
「純度の高いアルコール」は発酵だけではできません。少なくとも蒸留という過程が必要です。
蒸留以外の方法で純度の高いアルコールを作れば、それは「合成アルコールそのもの」と言っていいのでは!!!
仮に、蒸留であっても、その前段階の発酵過程で、ほぼ例外なく、「遺伝子組換え菌」を使用している。
日本酒を選ぶ場合は、“最低条件”として、【純米酒】を選びましょうね!
醸造用アルコールを添加したものは【純米酒】と名乗れないことになっています。
【吟醸酒】には、醸造用アルコールを添加したものも多いので要注意です。
【純米吟醸酒】であれば、及第点となるでしょう。
醸造用アルコールを添加したものは論外として・・・
その前に、原材料の確認をしましょうね。
日本酒の原材料は???
本当は、【お米】だけなんですね!!! 知っていましたか?
そのお米、「自然栽培(無農薬・無肥料)で栽培されたもの」を選びましょうね!
お米を発酵させるために、お米を使って麹菌を作ります。
(大豆で麹菌を作って、その麹菌で米麹を作る方法もあります。大豆を使うと麹菌作りの失敗が少ないからですが、風味の良さはお米で作った米麹にはかないません。)
しかしながら・・・麹菌を自作している醸造元はほとんどありません。というより、ほぼ皆無です。
ほぼすべての蔵元が、購入した麹菌を使用しています。
その購入する麹菌の作られ方が問題なのです。
現在、酒造メーカー(日本酒・焼酎・みりん・ビール・ワイン・ウイスキーなど)用に限らず、お醤油用、お味噌用、お酢用の麹菌も、ほぼすべて【遺伝子組換え菌(操作菌も含む)】です。
ほんの数十年前までは、放射線突然変異法や化学薬品突然変異法が主流でしたが、安定性・効率性を求めて、遺伝子組換え法に変わってきました。
遺伝子組換え菌について、日本では無法状態で、規制する法律がありません。
そのため種菌メーカーは、その製法をすべて企業秘密として、詳細を知る術がありません。
原材料も製造方法もすべてブラックボックスの中に入れて・・・
その菌を使った様々な商品が、
【自然素材でできた、健康にも環境にも優しい日本が誇る発酵食品】と銘打って大々的に宣伝され販売される現状に、大きな危惧を感じています。
麹菌を作る段階で、様々な添加物や遺伝子組換え菌が使われる。
説明が後先になりますが、
【麹菌】は、お米を糖化させる菌です。
次に【酵母菌】が働きます。
【酵母菌】は、アルコール発酵させる菌です。
この【酵母菌】も、今ではほとんどすべて遺伝子組換え菌が使われます。
「創業●百年の酒蔵に棲み付いた酵母菌が働いて、美味しいお酒が出来上がります」という宣伝文句もよく見ますが、酒蔵に棲み付いた酵母菌だけで酒作りをしている酒造メーカーは皆無です。
そしてほぼすべての酒蔵が、遺伝子組換え酵母菌を購入して添加します。
こうして、安定したアルコール発酵を促しているのです。
この【酵母菌】にも様々な添加物や遺伝子組換え菌が使われます。
その原材料となるお米にも、様々な農薬や化学肥料や有機肥料が使われる。
こうして、原材料【米、米麹】だけという日本酒が、みなさんのお手元に届くのです。
これって??? 本当に無添加ですか??? 安全な発酵飲料ですか?
このスタートラインである、日本酒の安全性が確保されなければ、「安全な焼酎」も「安全なみりん」もあり得ないのです。
ついでに言えば、
アルコール発酵した日本酒に乳酸菌を入れて乳酸発酵させ、さらに酢酸菌を入れ酢酸発酵させたものが「お酢(米酢)」です。
この乳酸菌も酢酸菌大問題なんですよね!
自然栽培米と天然菌だけでできた日本酒であれば、乳酸菌や酢酸菌を入れなくても、時間とともに、自然に「お酢」になっていきます。
ところが、一般に販売されている日本酒は、時間とともにお酢になることはなく、腐敗していきます。
この違いを見るだけでも、名前は同じ「日本酒」であっても、中身は似て非なるもの! ということが分かります。
乳酸菌・酢酸菌のお話はいずれまた。
この流れを見ると、「米酢」は、本来の作り方をしていれば、日本酒よりも高価なものになるはずですよね!!!
2021.03.20