今月の一枚

ホタル

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5月下旬から6月中旬まで・・・ 本当に毎日毎日、幻想の世界を楽しませてくれました。

外に出るとホタルが舞っている(待っている)。

時には手に停まってくれることも!

玄関の網戸には、毎夜ホタルが来て、外から点滅合図をしてくれて・・・

 

こんな環境の中で過ごすことが出来て、しみじみとしあわせを感じています。

 

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私の幼少時(50年以上前、愛知県岡崎市洞町というところに住んでいました)には、外に出て、虫取り網を一振りすると網の中に何匹もホタルがいたものでした。

網を10回くらい振れば、何十匹も捕れました。

そのホタルを家の中に連れていき、照明(と言っても裸電球1個)を消して、真っ暗な中でホタルを眺めて楽しんでいました。

 

 

今では、かなりの田舎でもめっきりホタルがいなくなっているようで・・・

いたとしても、昔のような“乱舞”には程遠いようです。

 

 

いつ頃からか・・・

「ホタルを守ろう!」と、ホタルやホタルのエサとなるカワニナの養殖が盛んになり、毎年放流して「ホタルが戻ってきた」と喜ぶ活動をする人たちが増えてきた。

 

こうした活動に・・・ 私は、ず~~~っと疑問を抱き続けています。

アユの養殖・放流も同じですが・・・

 

ホタルやカワニナが生息できる環境を整えることなく、毎年毎年、ただただ養殖したものを放流し続ける。

棲めない環境に放り出されたホタルたちは・・・ 一応、光って見せてはいるものの・・・ まるで虐待を受けているようなものだ。

子孫を残すことが極めて厳しい環境の中に放り出されているのだから。

 

 

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「いや、生息できる環境を整えるために、みんなで集まって川のゴミ拾いをしている、失礼なことを言うな・・・」なんて声も聞こえてきそうですが・・・

20年以上前の話ですが・・・ 岡崎市で活動している人たちに、何度も袋叩きにされた経験のある私です。それ以来、補助金を利用した環境保護活動には関わらないようにしてきました。

 

ホタルの活動をしている人たち・・・ アユの活動をしている人たち・・・ 中には鯉の放流を繰り返しているグループもありました。

さらには、EM菌を大量に川に流して、水質浄化・環境活動をしている、なんてグループもありました。

本質から外れた、本末転倒な、自然のサイクルを破壊する活動としか言いようがないのでは・・・

 

 

ホタルやアユなどが消滅していった本当の原因は・・・ おそらく多くの人は分かっている。

でも、そのことには触れたくない。

触れれば、自らがホタルやアユが消滅していく消費行動の張本人であることを世間に知らしめてしまうことになるから。

 

それでも、自分たちは自然環境を守るために良い活動をしている、という「いいことごっこ」はどこまでもしていきたい。

行政機関や企業などから補助金や助成金をもらいながら、みんなで楽しむ活動を・イベントを続けていく。

本気で自然環境を守りたいのではなく、人を集めてイベントをしたいだけ。イベントで地域や個人の知名度を上げたいだけ。

 

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そういう人やそういう組織の周りに・・・ 「私も自然環境を守るために、ホタルやアユが生息できるようになるために、一緒に活動します。」という人たちが集まる。

そこに集まる人たちは、自ら根本原因を考えたり判断したりできない人たち。

「良いこと!」と思い込まされたことを、ただただ楽しみながら一生懸命にして、自己満足を得たい人たち。

 

こういう活動を本気でしている人たちの日常の消費行動として・・・ こんな特徴がある。

「“できるだけ”農薬の少ない食べ物を購入するようにしている」と言いながら、“農薬漬け”の食べ物を買い漁り、「すべては無理だよね。できる範囲でないとストレスが溜まって続かないからね!」と何十年経っても、無農薬の食べ物の買い物割合が増えることがない人たち。

 

「合成洗剤は、川の生物に悪影響を与えるから、できるだけ使わないほうがいいよね!」と言うことはあるが、合成洗剤と決別するつもりのある人はほとんどいない。

「やっぱり、台所用は、簡単に汚れが落ちないとストレスが溜まるからね。だから、できるだけ環境に良さそうな洗剤を選んでいるんです。」なんて無知でマヌケた発言まで飛び出すのです。

どんな洗剤が環境に良いのか・・・ 何も知らない人たちがホタルやアユを守る活動をしている。

 

 

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環境に良い洗剤はありません。

洗剤は、例外なく、ホタルやアユを殺します。

農薬も同ホタルやアユを殺します。

 

【石けん】のことを【洗剤】と言う人が多いのですが・・・

【石けん】と【洗剤】は似て非なるもの。全く別物です。

そのことさえ知らない人たちが、ホタルやアユを守る活動をしている。

もともと、本末転倒な・・・ 本来の目的に向かった活動などできるはずもないイベントなんですよね。

 

 

大手合成洗剤メーカーの圧力で、【石けん】と【洗剤】が同類のものとなるような動きになっていますが・・・

経産省、厚労省では、今も、名称・呼称ではなく使用成分の違いとして【石けん】と【合成洗剤】ははっきり区分されています。

ちなみに、合成洗剤は、飛行機への機内持ち込みが禁止されている危険物質となっています。当然ながら・・・ 農薬も機内への持ち込みは不可ですよね。

 

もし、本気で本当にホタルやアユの生息できる環境を整えたいと思うのであれば・・・

最初にすべきことは、【農薬の使用を一切やめること】【合成洗剤の使用を一切やめること】 この2点に尽きるのです。

消費者として、農薬を少しでも使用した食材は購入しない、これこそが、ホタルやアユを守る最も確かな活動なのです。

 

 

ホタルやアユが棲めない環境を作りながら、ホタルやアユを守ろうという活動をする。

滑稽を通り過ぎて、バカバカしいと思いませんか?

ここでも、補助金や助成金に群がるおバカな人たちの構図を、はっきりと見ることができます。

 

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合成洗剤と農薬に、タバコや酒類と同等の税金をかけたらどうなるだろう!!!

税金の無駄使い(バカな補助金や助成金、そのための外郭団体・天下り組織)が減り、税収が増える。

そして、本末転倒な活動も減る。

良いことばかりのように思うのだが・・・ 決してそうはならないのが今の日本社会。

そんなことをしたら、甘い汁を吸うことができなくなってしまう。

甘い汁を吸っている人たちが、日本社会を取り仕切っている。

この構図が変わらない限り・・・ 社会は変わっていかない。

あなたは、甘い汁を吸いたい人ですか? それとも、はっきりと「NO」と言える人ですか?

 

 

 

さてさて・・・

今回、私が一番言いたかったことは・・・ 実は違う所にあるんです。

 

ホタルやアユが棲むことのできない川に、養殖したホタルやアユを毎年放流する。

何となく・・・ 「おかしな行為だな~」と感じてもらえますよね。

 

これを、人間の身体にあてはめて考えて欲しのです。

 

【川】 = 【血管 または 身体】

【水】 = 【血液】

【稚鮎・稚蛍・カワニナなど】 = 【栄養成分(鉄分やビタミンなど)】

 

 

多くの人は、健康診断などで「鉄分が足りないですね! 鉄分を補給してください!」と言われると、栄養剤としての鉄分や、サプリメントや・・・ 鉄分の多そうな食品を摂取しようとしますよね。

病院に行けば、誰かれ構わず鉄分やカルシウムやビタミン剤が処方される。

 

これって・・・

摂取した鉄分はどうなるんでしょうね???

身体が、鉄分を維持できない環境・状態にあるから、鉄分が不足しているのでは???

(そもそも、何を基準に不足しているのかも曖昧で定かではありません・・・ 平均値に何の意味もない、ということはしっかり認識しておくべきだと思います)

維持できない環境の中に鉄分をどれだけ入れても・・・ 入れた瞬間は、鉄分量が平均値に近づくかもしれませんが、すぐに不足状態になってしまいますよね。

毎日毎日、化学合成栄養剤である鉄分を摂取し続けて、その上で血液検査をして、「鉄分は正常値ですね!」なんて言われても・・・

これって、どこか、詐欺っぽくありませんか?

栄養剤を飲むのを辞めたら、途端に鉄分不足に陥る。

 

ホタルの放流をやめたら、ホタルがいなくなってしまうのと同じです。

 

鉄分を維持することができない身体の中に、鉄部を入れ続けると・・・

身体は、悲鳴の上げっぱなしになります。

体力・エネルギーを、鉄分を維持利用できる身体に戻すために使っていたら、突然鉄分が強制的に放り込まれてきた。

まだ、維持できる状態になっていないから、その鉄分をまずは排出しないといけない。

その排出のためにエネルギーが消費されてしまう。

自浄作用の妨害以外の何物でもないのです。

 

 

では、どうすればいいのか・・・

 

簡単ですよね、鉄分が維持されやすい体内環境を整えればいいのです。

必要なことは、鉄分を補給すること(ホタルを放流すること)ではなく、鉄分が維持されながら身体に必要な働きをしてくれるようにすること(川の水が、ホタルが棲める環境になること)ですよね。

ものすごくシンプルでしょ!!!

 

 

具体的にどうしたらいいの???

これまた、ものすごく簡単なんです。

 

  • 【合成洗剤を一切使わない】 ・・・ 【天然石けんと言われるものしか使わない、または、石けんさえも使わない】

 

  • 【ほんの少しでも農薬の使われたものは食べない】 ・・・ 【完全無農薬のものだけを購入して食べる、または、自ら栽培・加工する】

 

  • 【化学合成添加物が少しでも使われているものは買わない・食べない・飲まない】 ・・・ 【コンビニ食品には一切手を出さない】 ・・・ 【基本は、確かな食材を購入して自宅で手作り】 ・・・ 【気分転換で、月に数回外食をするくらいは気に留めない】

 

まずは、この3点を徹底的に守る。

たった、これだけのことで、栄養成分など一切考えなくても、身体が勝手に必要な栄養素を必要なように作り替えて身体のバランスを整えていってくれるようになる。

 

 

ホタルやアユを守る方法も、人の身体を守る方法も・・・ 全く同じだと思いませんか?

同じなんです。

同じ生き物なんですから!!!

 

 

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兵庫県や新潟県では、「トキ」を守るためにいろいろ

な活動が繰り広げられてきました。

何十億円・・・ いや何百億円もの税金をつぎ込みながら・・・

でもね、何をしてもうまくいかなかったんです。

それでもどうしても守りたい・・・ 本気で活動してきた人たちが最後に行きついたのが・・・ 「トキ」を生息させたい地域の農業の【無農薬化】だったのです。

 

家庭での合成洗剤は、集落排水や公共下水を下流に設置すれば、「トキ」のためだけであれば何とか解決できるが、地域農業だけはどうにもならなかった。

苦渋の決断で【無農薬化】の決断をした。

それが功を奏して・・・ 少しずつだが、「トキ」が棲める環境が整ってきた。

田んぼや川の水がきれいになり、他の生物も増えてきた。

自然のサイクルがほんの少しだが、蘇ってきた。

と同時に、地域の人たちの健康も戻ってきた。

さらには、無農薬のお米や野菜の需要が増加し、農家の生計にも大きく貢献し始めてきた。

 

 

 

おもしろくないのは、化学薬品メーカーだ。

合成洗剤業界・農薬業界・医薬品業界は黙っていない。

あの手この手で、無農薬化ではなく、補助金・助成金行政を利用して・・・ 今まで以上に化学薬品を大量消費させようと企てている。

地域の名士・権力者たちを利用しながら・・・

 

 

 

「トキ」の健康も、人の健康と同じでしょ!

根本原因は、様々な化学薬品であることは明白なのに、それらを使わないようにする指導は一切せずに、化学合成栄養剤や化学合成サプリメントの摂取を推し進める。

医療業界と健康食品業界は・・・ 全く別の世界のように見えるかもしれませんが、実は、見えない所で、同じ方向に動いているのです。

 

【サプリメントを販売している健康食品店を信用するな!できれば足を踏み入れるな!】 と言いたい気持ち、何となく理解できますか?

サプリメントを販売している自然食品店が繁盛していると、「あ~~~、化学合成品を販売するお店なのにな~~~」と少しばかり悲しくなってきます。(これって、単なる妬みなのかな(笑))

 

天然成分だけで作ったと宣伝しているサプリメントであっても、ほぼ間違いなく化学合成品です。

この点だけは忘れないでくださいね!!!

 

 

 

 

「トキ」のために【無農薬化】を進めるのではなく、まずは、人間のために【無農薬化】を進めて欲しいですね。

そうすれば、勝手に「トキ」は帰ってくるのです。

そうすれば、「ホタルの乱舞」もあちこちで見られるようになるのです。

 

 

今年より来年、もっと多くのホタルが出現してくれることを願いながら・・・

【無農薬農業が、ホタルやアユを救う!!!】忘れないでね!!!

 

 

 

 

 

健康と言えば・・・

ちょっと話は逸れますが・・・

整体やマッサージに通っている人、意外と多いですよね!!!

実は、これも全く同じなんです。

 

【自浄作用の妨害行為】

 

【身体の自立の妨害行為】

 

整体業の人たちは、身体で辛い思いをしている人たちが少しでも楽になるように、と日々・日夜活動をしていると思います。

でも、多くの人にとって、その行為そのものが【身体の自立の妨害】となるのです。

どうしようもなく辛い時まで否定するつもりはありませんが・・・ (それでも、本当な何もしないほうがいい)

また、スポーツ選手や介護状態にあるお年寄りであれば、話は別ですが・・・

 

 

何かを治したいとき(環境浄化をしたいとき)は、何かを使ったり・物理的ケアをしたり・良いと思うものを食べたり飲んだりするのではなく・・・

悪いものを使わない・食べない・飲まないを徹底し、あとはあるがままに任せるのが、身体や環境浄化のための、一番確かな方法であり、一番の近道なのです。

 

 

 

どんなに良いものであっても・・・ そのもの自体が、身体の働きの代用をしてしまうものは、自立の妨害であり、結果として自浄作用を妨げることになり、健康から遠ざかっていく。

 

冷え性対策の「靴下5枚重ね履き」なんていうのは、その最たる例ですね!

靴下の重ね履きを続けていて、冷え性が解消された人はいないのでは???

当たり前ですよね。

身体の内側から暖める身体の働きを妨害しているのですから!!!

 

 

ホタルが自生しようとする妨害、それが養殖による放流であることを忘れずに!!!

 

 

ホタルを毎夜眺めながら・・・ こういうことが次から次へと浮かんでくるんですよね(笑)。

2021.07.03