商品詳細
【お塩】
【お塩】
突然ですが、「減塩」って?
本当に必要だと思いますか?
私の感覚では・・・
塩には大きく2種類ある。
ひとつは、「身体のバランスを自然に整えてくれるお塩」
ひとつは、「身体のバランスを崩すお塩」
世間では、この2種類のお塩を区分することなく十把一絡げ(じっぱひとからげ)に語っている。
(「無農薬無施肥農作物」と「農薬肥料を使用した農作物」を区分なく同一扱いする発想と同じなんでしょうね)
大雑把に言えば、前者が「自然塩・天然塩」 後者が「精製塩」
自然塩は、摂り過ぎても何の問題もない。
これが私の考えです。
摂り過ぎれば、身体が必要分だけを利用し、残りは質量ゼロの状態にして一時的に細胞間に貯め置くか排出してくれる。
これが本来の自然の摂理です。
必要以上に塩分を摂れば、身体が「もういらない」というシグナルを発する。
少な過ぎれば、身体が塩分を欲する。
この身体の声に素直に従えばいいだけなのです。
「1日の塩分摂取量(食塩摂取量)の基準は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、男性7.5g未満、女性6.5g未満」
このような馬鹿げた内容・説明に、日本人の多くが洗脳されていく。
それこそが病人激増の大きな要因になっているとは夢にも思わず・・・
気を付けたいのは、本当は身体が塩分を欲していないのに、狂った(麻痺した)味覚が原因で、ただただ刺激を求めて大量の塩分を摂ってしまうこと。
この場合は、塩分控えめという問題ではなく、食生活全般の見直しをして、狂った味覚とその常習性の修正が必要なのでは!!!
その見直しの中で、決して手にしてはいけないのが「精製塩」
【塩】といったら【自然塩・天然塩】が当たり前! という感覚を身に付けることが大切だと思う。
私の感覚では「精製塩は塩であって、塩にあらず!」です。
敢えて言えば「アミノ酸等や酵母エキスのような化学調味料の一種」ですね。
化学調味料を摂り過ぎると、人によって一気に気持ち悪くなったり、時には意識が朦朧としてくることもありますよね。
私の場合、化学調味料は、摂り過ぎなくても、ほんの少し入っているだけでもすぐに気持ち悪くなります。味の素系のものですと舌がピリピリしてきて、そのピリピリが何時間も続きます。
精製塩の場合は、体調不良の速効性(急性毒性)はないかもしれませんが・・・ ジワジワと身体を蝕んでいく、というイメージですね。
(私が、あまり外食をしない大きな理由のひとつです。家で食べる食材より美味しい食材を使っている飲食店はまずないですからね!)
にんぽう倶楽部では、現在3種類の「天然塩」を取り扱っています。
すべて「海水塩・天日干し」です。
自然塩・天然塩にもいろいろな種類があります。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
その中で、敢えて限定している理由、これは私の「こだわり」です。
常々、「私はこだわりの食べ物などを販売しているのではない、当たり前の食べ物を販売しているだけだ! 世の中に当たり前の食べ物がなくなってしまったからといって、にんぽう倶楽部で販売するものを“こだわり”と言って欲しくない!」と言っていますが・・・
自然塩・天然塩のなかでこの3種類を選んでいるのは、私のこだわりです(笑)。
私の中で、自然塩・天然塩と言えば【海水塩】【湖塩】【岩塩】です。
その中で、どうして【海水塩】しか取り扱わないのか?
【岩塩】については、私の中でどうしても「鉱山開発」と重なる部分を否定できないのです。
利権・乱開発・労働問題・・・ 特に、日本の企業が絡むとその問題が大きくなる。
また、岩塩は、不純物含有量が多いので、一旦溶解して不純物除去をし、蒸留または釜焚きするものが多いが、その区分・説明を詳細に公開している企業は少ない。
【湖塩】については、【岩塩】と切り離して考えることができないものが多い。
【湖塩】を天日干ししただけのものであればいいのですが・・・ その非効率性から隣接する岩塩鉱からの採取と結びつくものが多い。
【湖塩】の良さを宣伝して、岩塩に結び付け、岩塩の大量販売・・・ こういう企業も多いです。
岩塩、湖塩の詳細を説明していくと、ものすごく長くなってしまうのでここでは省略します。
気になる方は、ご自身でいろいろ調べてみてください。
次に、【海水塩】の中で、どうして、釜焚きをしていない「天日干し」だけのものなのか!
これは、私の感覚だけです。
過去、おそらく・・・ 100種類以上の海水塩の味見・味比べをしてきたと思います。
(岩塩や湖塩も味見をしてきましたよ。甲乙つけがたいおいしい岩塩や湖塩もありました)
その中で、「これは、味がしっかりしているのに、ものすごくまろやかで、後味もいい」と特に感じたものをならべていくと・・・ 不思議なことに、「天日干し」をしただけで「釜焚き」をしていないものだったんです。
そして調べていくと・・・ 製塩業者さんの中で、天日干しだけの塩を作っているのは、100軒に1軒もないくらいの割合なんですね。
天日干しは、天候に左右され、計画的に作ることができない。
その上、出来上がるまでに気の遠くなるような時間がかかる。
その間の手間暇も、気の遠くなるような作業の繰り返し。
考えてみれば、この「天候・時間・手間暇」が「おいしさ・まろやかさ・旨味」の原点なんですね。
では、「海水塩」は完璧か? と問われれば・・・ 「否」と答えざるを得ない。
そうです。「マイクロプラスチック問題」です。
おそらく・・・ 海水の成分検査をして、「検出限界値」をどこまでも下げていきながら検査をしたら、全ての海水で「マイクロプラスチック」を検出するでしょう。
その点、鉱山開発のように、地中奥深くから採掘した【岩塩】のほうが安全と言えるかもしれません。
(中には、岩塩に重金属含有、なんてこともありますら、その場合は、かなり危険なことになりますけどね)
それでも私は「海水天日塩」にこだわりたい。
それと同時に、いかに海をきれいにしていくか・・・ ということに、もっともっと多くの人に想いをよせて欲しい。
想いをよせるだけでなく、そのための具体的な行動(特に、日々の購入品の選択)に本気で取り組んで欲しい、と強く強く願っています。
(マイクロプラスチック問題で、特に大きな問題となっているのが、柔軟剤・制汗剤・日焼け止め剤・化粧品・ヘアスプレーなどのヘアケアグッズです。ハワイでは、海に入る人の日焼け止めクリーム使用が条例で禁止(使用が発覚すると罰金です)になっています。
理由は、海水の水質検査をすると日焼け止めクリームに含まれるマイクロプラスチックが何年も通年、高濃度で検出され続けているから!)
出来るだけきれいな海で海水を採取し、じっくり時間をかけて天日干しでお塩を仕上げていく、そんなお塩をどこまでも大事にしながら、いろんな角度から海をきれいにしていく行動をしていって欲しいと思っています。
お料理には必須のお塩です。
でも大量に使うものではありません。
お塩の価格が10倍違ったとしても、お料理原価に与える影響は微々たるものです。
価格ではなく、「製法と味と企業姿勢、環境に与える影響」を基準に選択してくださいね。
にんぽう倶楽部で扱っている3種類の「海水天日塩」
私のお勧め順に、国産、韓国産、ベトナム産です。
国産は、
高知の海水を汲み上げて、タンクローリーで四万十の山奥まで運び、きれいな空気の中の天日ハウスで、ゆっくりゆっくり、美味しいお塩に仕上げていきます。
海辺で天日干しする以上に時間がかかります。
約50㎏のお塩を作るのに、夏場で約1ヶ月、冬場で2~3ヶ月かかります。
その間、毎日、手作業での攪拌を繰り返します。
この時間が、「にがり成分をまろやかにまろやかに変えていく時間」なのだと思います。
海に囲まれた日本、その周りの海水をきれいにきれいにしていくことを意識しながらこのお塩を使っていって欲しいと思っています。
少し粗目で、少ししっとりとしています。
おにぎり・おむすびとの相性は、これまで試してきたお塩の中では「ピカイチ」です。
韓国産は、
太陽と風のちからで海水をゆっくりと蒸発させて出来た塩の結晶です。
ユネスコの生物圏保全地域に指定された、韓国新安郡の多島海に浮かぶ都草島(とちょとう)で作られました。
都草島は、本土の木浦港からフェリーで2時間の離島です。
干潟が広がる手付かずの海の近くに塩田があります。
干潟を利用した塩田で、家族経営的にいとなまれ、自然の恵みと人力による作業で製塩されています。
さらに木造の倉庫の中で3年の熟成期間を経て、ニガリ成分がゆっくりと落ちていき、まろやかな旨味・甘味・風味のある天日塩に仕上がります。
3年の熟成期間・・・ この寝かせる期間が生み出す旨味は格別だと思います。
サラサラで、どんなお料理でもどんな使い方でもOKです。
ベトナム産は、
国産、韓国産よりも気象条件に恵まれた、約100年続く天日海塩の名産地、豊かな海と亜熱帯の日差し、塩田に適した地形に恵まれたベトナム カインホア省で作られたお塩です。
一帯が塩田地帯ですが、にんぽう倶楽部で取り扱うお塩は、現地の生産者と日本の「カンホアの塩」が協同開発した専用の天日塩田で作られたものです。
タイル貼りの専用の塩田で、天日によって海水の成分が結晶化、にがりが自然の重力で抜けるのを待ち、大きな結晶になったものを石臼で挽き、さらに天日干しして完成です。
溶けやすく使いやすいです。
人件費の安い国ということもあり、価格も最も安いです。
(価格を基準に選んで欲しくないですけどね!)
できましたら・・・
3種類のお塩をお買い求めいただき、みなさんが現在お使いのお塩を加えての、味比べ・使い比べをしてみてくださいね。
その中で一番美味しいと感じるものに限定して使ってもいいですし・・・ お料理によって使い分けるというのも楽しいですよ!
2021.09.15