今月の一枚

大根の抜け殻

【大根の抜け殻】

 

例年、

001

 

 

 

 

9月に種を蒔き、10月に抜き菜をし、

 

IMG_2482

 

 

 

 

11月頃から大根菜の収穫、

 

003

 

 

 

 

12月~2月初旬頃まで大根の収穫、

 

その間に、種取り用の大根を56本選定。

選定した大根は、触らないように、支柱で囲います。

 

IMG_2880

 

 

 

 

そのままの状態で、3月頃から當たちが始まり、4月頃から花が咲きだし、56月頃に種に変わり始め、7月天気の良い日が続いたときに種取りをします。

 

IMG_2396

 

 

 

 

莢に入ったまま保存し、9月の種蒔き時に莢から出して種まき(直播き・筋蒔き)します。

 

054

 

 

 

 

 

 

 

これが、大根栽培の大雑把な1年の流れ。

 

IMG_2273 (1)

 

 

 

 

でもね、これは、見える部分の流れ。

種取りをした後の土の中の大根って??? 見たことありますか?

 

 

野菜って ・・・ 放っておくと腐ると思っている人、多いのでは???

自然栽培の知識のある人は、「腐らずに枯れる」ことが多いことを知っているようですが、実際に見たことありますか?

 

大根は、枯れるだけでなく、抜け殻になっていきます。

 

こんなにうまく取れることはあまりないのですが ・・・

抜かないと全体が見えない。抜くとボロボロと崩れてしまう。

 

久々に上手に抜け殻を抜くことができました。

忘れないようにと、写真を撮りました。

 

それが、この写真です。

 

IMG_3203

1年間、流れに沿って、毎回きちんと写真を撮りながら管理する小まめさは、私にはありません。

気の向いたときに気の向いた写真を撮る。

だから、抜け殻の大根と、他の大根の写真は同じではありません。

 

 

にんぽう倶楽部の野菜の多くは、腐らずに枯れます。

畑で収穫した野菜を、そのまま畑に放置しておくと、冬場であれば、春までそのままの状態を維持し(この時点では、まだまだ美味しく食べることができます)、春になると、少しずつ枯れていきます。

そして、小さくなっていき、粉になって、土に同化していきます。

 

そういう野菜が一番美味しい。

アクがない。

透明感のある味で、旨味がしっかりある。

 

外食したときに(滅多に外食しませんが)食べる野菜は、野菜の味ではなく、肥料の味を感じてしまう。

それが、「苦み」や「アク」や「雑味」。

自然栽培の野菜ばかりを食べていると、ものすごくよくわかるようになります。

 

101

 

 

 

 

 

 

みなさん、腐る野菜ではなく、ゆっくり枯れていく野菜を食べてくださいね。

身体が喜びますよ!!!

2023.10.09