気の向くままつぶやき
輸入米促進策
石破首相、コメ価格巡り「輸入拡大も選択肢の一つ」
フジ番組で 毎日新聞
石破茂首相は11日、フジテレビの番組に出演し、日米の関税交渉に関して米国からのコメの輸入拡大も選択肢の一つだとの認識を示した。
一方、日本のコメに関する政策を検証して国際競争力を高める必要性にも言及し、自動車産業など工業分野で成果を得るために農業を犠牲にすることはないとも強調した。
首相は、コメの価格上昇は供給不足も一因だとし「すぐに日本の生産量を増やせないならば、輸入を増やすというのも一つの選択肢としてあり得る」と述べた。
世界的にコメの生産量は増えているにもかかわらず日本では減少してきたとも指摘し、「米価が下がっても農家の所得を増やすために何ができるか。コメ政策を検証し、政策の構造そのものを見直していくことが必要だ」との認識を示した。
米国はトウモロコシの輸入拡大を求めているが、トウモロコシを原料とするバイオ燃料の一種「バイオエタノール」については輸入拡大の可能性はあるとした。
(ネット記事、ここまで)
流れが見えてきましたか?
① 米不足になるような政策を耽々と進める。
② 米不足前に米不足を煽る。
③ 買い占めが起こり、米不足が始まる。
④ 大手米穀問屋は、売り惜しみをして価格上昇を待つ。
⑤ 米不足と価格高騰が勢いを増す。
⑥ 備蓄米放出という方便で、国民のための政策をしているフリをする。
⑦ 備蓄米は、すぐに市場に出ないような仕組みで、出し惜しみをしながら少しずつしか販売できないようにする。
⑧ 大手スーパーが輸入米の取り扱いを始める。これまで2000円くらいだったお米を3500円くらいで売る。ぼろ儲けとなる。
⑨ 全国居酒屋チェーンも輸入米を使うようになる。
⑩ 一定数の消費者が、輸入米への抵抗感が薄れた頃を見計らって、政府として輸入米の促進策を打ち出す。
⑪ 高騰した国産米、廉価な輸入米、輸入米に群がる消費者が増える。
⑫ 世の中全体で、輸入米への抵抗感がどんどん薄くなっていく。
⑬ 当たり前に輸入米が販売され、当たり前に輸入米を購入する人が増える。
⑭ 国内農業はさらなる大打撃を受けることになる。
⑮ 多くの消費者は、「それは大変だ!」と大騒ぎするが、行動としては価格の安い輸入米を買い続ける。
⑯ お米の自給率が急激に下がり始める。
⑰ それでも、多くの消費者は、今食べるものがどこで栽培されたものであろうが、安く購入することができれば、それ以上の関心を持つことはない。
⑱ アメリカに擦り寄る日本の権力者たちとアメリカ当局は大喜び。
⑲ めでたし! めでたし!
今、❿~⑪の段階に入った、といった感じでしょうか。
さてさて、その後の国民の生活は???
食料有事法、何のために作ったと思いますか?
食料有事が起こるような政策をとことん推し進める理由は?
大企業の正社員や公務員以外の生活はどんどん苦しくなる。
安全な農作物を栽培する小規模農業者が継続できなくなるような政策ばかり。
国内の安全な農作物の高騰は避けられない。
実質賃金が下がり続ける中で、高騰する食べ物を買い続けることができる人は限られている。
どんな社会になっていくのか ・・・ 想像してみてください。
それでも、自民党・公明党を頼るのですか???
こうした政策は、実は、日本維新の会も国民民主党も立憲民主党も同じです。
目先の損得論に終始する政党でいいんですか???
それ以上に怖いのが、参政党と日本保守党。
私の見立てでは ・・・ 参政党と日本保守党が力を付けると、自民党以上に、国民が疲弊する社会に向かうだろう。
野党乱立は自然発生ではない。
与党が与党であり続けるために、陰に日向に、あの手この手で乱立させているのです。
上記のような政策を押し通すために ・・・ その先に、「憲法9条改正」「軍隊保持」「徴兵制」へと向かうことは間違いないだろう。
無関心の人たちが、今まで以上に無関心になるよう対策もしっかり推し進めている。
無関心の人たちの心に灯を点してしまうと、これまでの苦労が水の泡になってしまう。
それだけは防ぎたい。
それが、自民党、公明党です。
有権者に灯を点したフリをして、結果として自民党公明党をバックアップする、それが参政党と日本保守党なのでは ・・・ 私にはそう感じます。
2025.05.11