スルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性雑草の出現と防除
【千葉県のHPより】
更新日:平成25年7月19日
≪スルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性雑草の出現と防除≫
- 1. SU抵抗性が確認された雑草
水田に除草剤を散布してもある種の雑草が数多く残ってしまうという問題が10年前ころから起こっています。
最近は一発処理剤と呼ばれる除草剤が広く普及し、広範囲の雑草に効果のある「スルホニルウレア系除草剤(SU剤)」と呼ばれる成分が入っています。
問題の雑草はSU剤では効かなくなっていることが明らかになり、今までに表1に示す12種類の雑草で抵抗性雑草が確認されています。
2.SU剤の成分
一発処理剤はノビエに効く成分や他の成分と混合した形でSU剤が入っています。
具体的には、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、イマゾスルフロン、アジムスルフロン、エトキシスルフロン、シクロスルファムロン、ハロスルフロンメチルなどの成分がSU剤に当ります。
- 抵抗性雑草の見分け方
除草剤を散布したが異常に雑草が残っている場合は、水田をよく観察しSU抵抗性雑草の出現が疑われるかどうか診断してみましょう。
- 発根法による検定の実施
上記した水田の観察結果で抵抗性雑草の可能性がある場合は、地域農林振興センター振興普及部改良普及課で検定することができます。水田に残存している雑草の根を一定の長さに切断し、SU剤水溶液で水耕栽培し新根の発生状況で判定する。1~2週間の短期間で検定できます。オモダカは検定できません。
- SU抵抗性雑草を出さないためには
同じ除草剤を連用しない。
6. SU抵抗性雑草が出てしまったら
(1)バサグランで防除
抵抗性雑草が出たその年の防除は、バサグラン(またはMCPB)を処理する以外には有効な方法はありません。
(2)SU剤以外の除草剤を使用する。
SU剤で効かなくなった雑草を2年目以降に防除するためには、SU剤以外で効果のある成分を含む除草剤に変える必要があります。
表3に抵抗性雑草に有効な成分を示しました。
草種に応じて有効な成分を含む除草剤を選択します。
農業改良課技術指導室
主席普及指導員 池田清一所属課室:農林水産部担い手支援課 専門普及指導室
電話:043-223-2911
FAX:043-201-2615
ここまで、、千葉県のHPより
『一発処理剤と呼ばれる除草剤 =【SU剤】』
耐性菌、耐性雑草の出現に苦慮している様子が、このHPからも読み取れます。
「除草剤1回しか使っていません =『低農薬』」が、“5回使う農薬より危険”ということ、何となくわかりますか?
ここで、もっと驚き!!!
何と、この【SU剤】、最もポピュラーなのは、【SU薬】として『血糖降下剤』として使われているのです。
みなさんのご家族で、血糖値を下げる薬を飲んでいる人がいましたら、一度その薬の中身を確認してみてください。薬品名はいろいろあるので、お医者さんに、「この薬に【SU薬】と言われる成分が入っていますか?」と聞いてみてください。
『除草剤』(SU剤) =『血糖降下剤』(SU薬)・・・全く同じ成分なのです。
こんな薬を飲んで、仮に血糖値が下がったとしても・・・ 他の病気にならないほうがおかしい。
農薬を飲んで、無理矢理、健康診断の標準値枠に収めさせる。どう考えても異常でしょ。
心臓麻痺を起しやすくなるのも当たり前です。薬を飲むと頭がボ~ッとするのも当たり前なのです。
痴呆の人が激増している一因であることも間違いないでしょう。
安易に薬を飲むということが、どんなに危険なことなのか・・・ 何となく理解していただけましたか?