商品詳細

佐賀初摘み焼き海苔

 

 

【佐賀初摘焼海苔】

 

海を守るための海苔養殖をすると、海がきれいになり美味しい海苔が出来上がる。

 

海を守るための海苔養殖をすると、海にいる様々な生物が活き活きとしてくる。

 

海苔にも安全なものと安全でないものがある。

海苔にも環境浄化するものと環境悪化させるものがある。

 

この海苔は・・・　言うまでもなく・・・

有明海の島内さんの養殖海苔は、日本でも数少ない酸処理をしていない海苔です。

 

以下の海苔のウンチク、覚えておいてくださいね。

 

≪養殖海苔の栽培法≫

 

天然の岩海苔は、自然に干出する波打ち際に生息しています。海の底では生息できません。

海水に浸かったり、太陽の光や風を受けたりしながら、海苔はゆっくり育っていきます。

 

では養殖海苔は・・・　特に注意すべき事項として次の３点

1. 「支柱棚式　or　浮き式」　②「干出式　or　非干出式」　③「無酸処理　or　酸処理」

 

浮き式は必ず非干出になりますが、「支柱棚式」は、「干出式」も「非干出式」もあります。

理想の養殖海苔は、【支柱棚式】【干出式】【無酸処理】です。

この３点の条件を満たしたものは、日本全国隅々まで探しても、数えるほどしかありません。

　養殖海苔のほぼすべてが、非干出式で酸処理をしています。

 

非干出は、干潮時も海に浸かったままの位置に網を張ります。海苔は早く育ちますが、病気が出やすくなります。

病気を出ないようにするために定期的に網を硫酸や塩酸などの薬品に浸けます。（これを「酸処理」と言います。）

薬品に浸けることで、病気が出にくくなり、かつ、海苔そのものが黒光りしてきます。

この黒光りしたものを「上質の海苔」と規定することで、養殖海苔の市場を拡大してきた、という業界の事情があります。

コンビニに売られているおにぎりの海苔、ものすごく黒光りしているけれど、海苔そのものの風味は驚くほど感じられないでしょ・・・

酸処理をすると海苔は硬くなり、味や香りが落ちるからです。

 

一方、干出式は、満潮時と干潮時の間の水位に網をはります。満潮時には網は水面下の海水に浸かっており、海水の栄養分で海苔が育ちます。干潮時には網が水面上に上がり太陽の光と風で、病原体が取り除かれ病気にかかりにくくなります。このように干潮時に網が露出することを干出（かんしゅつ）といいます。干出で太陽の恵みをいっぱい浴びた海苔はやわらかく、味や香りがよくなります。

干出式は、海苔が出来上がるのにものすごく時間がかかります。

その上、海苔のできる量が少ない。

しかしながら、太陽の光を浴び、自然の風を受けることで、病気が発生しにくくなります。

病気が出ないから、酸処理をする必要もない。

海苔の色は、一定ではありません。

 

《　酸処理剤は海の農薬だ！　》

養殖海苔は、農薬や食品添加物などの心配のいらない安全な食べものだ、と思っている人が多いようです。

しかし、海苔の病気を防ぐために使う酸処理剤の問題があります。

海苔養殖業の関係者によれば「酸処理剤には、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸と、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸がある。水産庁では無機酸の使用を禁止しているが、無機酸は有機酸より値段が安く、殺菌力も強いため無機酸を使っている業者もいる」と言っていいます。

酸処理は、海苔網を酸処理剤の入った箱舟に浸します。

その酸処理剤は使用後陸地に持ち帰り、中和剤で中和し下水に流すことが義務づけられています。

しかし、残った酸処理剤を海に投棄してしまう生産者も少なくないようです。アルカリ性である海水中に酸処理剤を捨てれば海の環境を破壊し、魚貝類に悪影響を及ぼすでしょう。

酸処理剤は海の農薬のようなものです。

 

海苔養殖の業界も、他の食品業界同様に『早く大量に』なのです。

海を守らなければならない立場の人たちが、自ら海に化学薬品を垂れ流す。

海苔の安全性を犠牲にするだけでなく、海洋汚染に手を染めてまで、大量生産を推し進める。

このような現状を知ると、酸処理を行っている生産者だけに問題があるかのようです。

しかし、魚連や入札業者や販売メーカーにも問題があります。

魚連は、色・艶・てり・重さなどを重視して等級を決めています。

味や香りは軽視し、酸処理の有無に関してはほとんど考慮していません。

入札業者もこのような規準で判断された等級をもとに価格を決め、メーカーが買っています。

そのため生産者は酸処理をしてでも生産量を増やそうとします。

しかし、酸処理をしている生産者も本当は酸処理などしたくないと思っている人も多いのです。

 

消費者の側にも問題が・・・

コンビニで大量に販売されるおにぎりの海苔、スーパーで安売りされる海苔、冠婚葬祭などの引き出物として大量に使われる海苔ギフト・・・

ほんの少し価格を上げると、す～っと消えていく消費者。

もっと安いお店を求めて移動を繰り返す消費者。

その動きに敏感に反応・対応する大手コンビニや大手スーパー、そして、大手の動きに連動しないと生き残れない地方の小・中規模スーパー・・・

完全なる負のスパイラル！

 

 

【食の安全を守り、海の環境を守り、次世代のためにできること、見えてきませんか？】

 

【支柱棚式】【干出式】【無酸処理】の海苔を選んでくださいね。

 

自然栽培のお米を食べることと同じくらい、環境保護に大きく貢献することになるのです。

何よりも・・・　その美味しさから、“思わず笑みが”こぼれます。

 

【自然に湧き出る笑顔】が広がる社会にしていきましょうね！！！

 

 

2021.03.14