石けんと合成洗剤

シャボン玉友の会だより

「シャボン玉友の会だより」に、にんぽう倶楽部が掲載されました。
森田社長、高橋専務、私(杉浦)の対談を編集したものです。

 2日間で延べ8時間くらいの対談の内容を凝縮、
紙面に掲載できない内容の方が多いのですが、編集担当の方が分かりやすくまとめてくれました。

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 40年以上前、「アトピー性皮膚炎」という言葉を知っている人はまだ少なかった。
 「花粉症」という言葉はまだなかった。
「花粉症」ではなく、「アレルギー性鼻炎」だった。
それがいつの間にか「花粉症」にすり替えられた。
 「化学物質過敏症」という言葉もなかった。

 40年以上前に、そのすべてにおいて、見事に反応する身体だった。
 原因は、おそらく、高校時代の入退院を繰り返す中での薬漬け生活。
 誰にも理解されなかった。

 救いは、生活環境そのものが、今ほど化学物質が揮発した空気に覆われていなかったことだろう。
 
 あれから40年以上経過した今、生活環境は著しく悪化している。
 花粉症なみに化学物質過敏症の人が増えている。

 何とかしなくては ・・・ そんな想いも虚しく ・・・ ただただ時間だけが経過していった。

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身近なごくごくわずかな人たちの間では、それなりに理解が深まっているが、その枠から一歩踏み出せば、「変わり者」「身勝手」「わがまま」な人間と見なされ、社会に同調できない邪魔者としてしか扱われない。

 理解をしたフリをして近づいてくる人の多くは、本気で安全なものを広めるためというより、安全もどきでもいいから差別化で金儲けしたい人たちだ。
輪を・和を広げようとするたびに、こうした輩に阻まれる。

 いつしか、「組織は作らず!」「徒党は組まず!」「規則は作らず!」という生き方になってきた。

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ひとりひとりがどう生きるのか!
 その中で、共感できる部分については、自然発生的に協力し合う。
 無理に協力するのではなく、無理に協力を求めるのではなく、お互いに、「そうしたい!」と思う中での関係性、そういう人間関係を求めるようになってきた。

 ひとりひとりが自由に生きる中で、社会が良くなっていく方法を模索する。
 そんな想いの人たちとの緩やかな関係性の中で、自分のできることを精一杯していきたい。
 年を追うごとにこんな想いが強くなってきた。

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シャボン玉石けんを使い始めたのは20歳代半ば、40年近く経ちます。
 シャボン玉石けんを販売するようになって28年。
 シャボン玉石けんさんとは、仕事上のお付き合い、というより、社長、専務を含めた、にんぽう倶楽部と関わってくださる社員のみなさんひとりひとりとの個人的なお付き合い、というつもりでいます。
「売れればいい!」「勝てばいい!」そんな発想での関係性は長続きしません。
 仮に長続きしたとしても、それは金銭欲だけが繋いでいるものでしかない。
 人としてどう生きるか! その原点があってこその人間関係でありたい。

 こんな私の考えを理解した上で、長く付き合ってくださるシャボン玉石けんのみなさんに感謝・感謝です。

 シャボン玉石けんの売上や、宣伝広告効果だけを考えたら、「シャボン玉友の会だより」に、「にんぽう倶楽部」を掲載するメリットはほとんどないですからね(笑)。

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感覚を信じ、問い続ける力を次世代にもつなぎたい【にんぽう倶楽部シャボン玉石けんの店 杉浦法行さん×シャボン玉石けん代表取締役社長 森田隼人×同専務取締役 髙橋道夫】 | シャボン玉石けん (shabon.com)

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 広めるための努力をしなくても、当たり前に、誤魔化しのない「けん化法の石けん」が広く社会で使われるようになって欲しい。
 そんな世の中になったとしたら ・・・ 
私は、自分の好きな野菜だけを思う存分育てるだろう(ニッコリ)。

 私が生きている間には叶わないと思うが ・・・ いつかそんな時代になってくれることを心底願いながら ・・・ そんな時代を思い浮かべながら ・・・ そのためにできることを、今日も・明日も繰り返していこうと思っている。

2024.05.23