石けんと合成洗剤

??? アトピー性皮膚炎 ???

【 ??? アトピー性皮膚炎 ??? 】
 アトピー性皮膚炎に苦しんでいる人、想像以上に多いですよね!!!
 最初に結論からお話しておきます。

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 アトピー性皮膚炎と言われる人のうち、少なく見積もっても50%以上の人、私が関わってきた人たちの割合ですと70%以上、
 アトピー性皮膚炎というより、単なる合成洗剤に対する身体の拒否反応。

 つまり、合成洗剤(特に洗濯用)の使用をやめれば、50%以上の人は、アッという間に快癒していく。

 私は、学者でも医者でも何の専門家でもないので、科学的なお話や医学的なお話はできませんが・・・
 結果がすべてを物語っていると思うのです。

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 無添加・純石けん分だけの石けん(洗濯用・台所用・浴用・シャンプーなど)を販売するようになって30年近く経ちます。

 その間、驚くほど多くの人がアトピー性皮膚炎を解消したい思いで来店くださいました。
 おそらく数千人規模になると思います。

「アトピー性皮膚炎が治る洗剤ありますか?」
 このような言葉を数えきれないくらい聞いてきました。

 私の答えはいつも同じです。

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「そういうものはありませんよ!
まずは、本当にアトピー性皮膚炎であるかどうかを確認しないとね!
家庭内のすべての合成洗剤の使用をやめてみてください。
経験上、少なくても2人に1人はあっという間に治っていきますよ!
そういう人は、アトピー性皮膚炎ではなく、合成洗剤への拒否反応だと思いますよ。
合成洗剤には有害な成分がたくさん使われていますから。
治るためのものを探すのではなく、有害なものの使用をやめるほうが先だと思いますよ!
そのためには、合成洗剤がどういうものなのかをしっかり知る努力をしないとね!
それが分からないと、何をどう選んでいいか分かるようにはなりませんよ!」

まずは、このようなお話をします。

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 でもね、たったこれだけのことができない人が多いんです。
 憤慨して帰っていく人も多いのが現状です。
 多くの人が速効性や特効薬を求める現代社会、その歪みが解消されない限り、アトピー性皮膚炎?(本当は違うんですけどね)が増え続けるんでしょうね。

 合成洗剤の使用をやめなければ、本当のアトピー性皮膚炎なのか・・・ または、農薬や添加物などへの拒否反応なのか・・・ 本当の原因を確認することさえもできないんです。

 その確認を一切せずに、今出ている症状だけをなくそうと奔走する。
 いつまで経っても治るはずがないですよね。

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 これまで私がお話をしてきた人たちを大雑把に分類、推計すると、アトピー性皮膚炎と言われる人の ≪ 約70%は、単なる合成洗剤への拒否反応 ≫
 家庭内の合成洗剤(洗濯用・台所用・シャンプー・ボディソープなど)をやめて(他にも合成洗剤と同じ合成界面活性剤が使われている日用品は山ほどありますが・・・そこまで徹底できる人はほとんどいません)、それでもアトピー性皮膚炎の症状が治まらない人が約30%。

 その30%の人には、食環境を詳しくお聞きして、まずは添加物入りの食べ物を減らすお話をします。
 スナック菓子や清涼飲料水をやめるだけで、半数以上の人が快癒していきます。
 ファーストフード、ファミレス、コンビニ食をやめると、さらにその半数以上の人が快癒していきます。

 この段階までたどり着く人は、上記数千人のうち、数百人くらいかな?
 ほとんどの人が、ファーストフード、ファミレス、コンビニの利用をやめられないんですね。
 私に言わせれば、ほぼすべて、【毒入り食品】なんですけどね!!!
 それは、本人の選択なので仕方ありません。

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 問題はここからです。
 この段階でもアトピー性皮膚炎の症状が治まらない人・・・ 残り5%くらい。

 この5%の人たち。
 原因究明もさらに細かくなっていきますが・・・それ以上に、ほとんどの人が、かなり強烈なステロイド治療を長期間にしてきた人がほとんどなのです。

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 この中で、ステロイド治療もしたことがない、という人が、本当のアトピー性皮膚炎。
(極々稀にいます。
こういう人の対応は、ものすごく長期にわたります。
でもね・・・ こういう人でさえ、ある程度よくなってくると、再び悪習慣に戻っていってしまう。
そして、以前より酷い状態になる。
その場合、私は、以前のように根気よく時間をかけて対応していくことはしません。
なぜなら、本人はもう分かっているのですから ・・・ 
分かっていてもできない、その苦しさを誰かに聞いて欲しい ・・・ 
それは、私のところではなく、愚痴を聞いてくれる人のところに行って下さい、というのが私の対応です)

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 ということは、本当のアトピー性皮膚炎の人は、アトピー性皮膚炎と言われる人の1%にも満たない。
 それが、私が、過去30年近く、多くの人と関わってきた中で導き出した結論です。

(合成洗剤や添加物や農薬への拒否反応も含めてアトピー性皮膚炎と言うのであれば・・・ 100%かもしれませんが)

 この1%の人以外は、日常生活の見直しだけで快癒できる人なんです。
 つまり、アトピー性皮膚炎と言われる人の99%は、生活用品・食生活の問題だけなのです。

 ステロイド治療を長期間してきた人かどうかは、最初にお会いした時にだいたい分かるんですけどね。

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そういう人は、話の内容・中身よりも、誰の話であるかの方が重要な人が多いんです。
 私の話は信用しないけれど、お医者さんの話は信用する。
 お医者さんを信用して従ってきたのに、全く治らない、それどころかどんどん酷くなっていく。
 もっと信用できるお医者さん探しをする。それでも治らない。
 藁をもすがる思いで・・・流れ流れて私のところに辿り着く。
 それでもなお、お医者さんしか信用できない。

 ものすごく厄介なんですよね。

 私を信用する必要はないけれど、自分で試してみればいいのに!!!
 身体に悪いもの(合成洗剤)を身体に触れないようにする、身体に悪いもの(農薬・添加物漬け食品)を身体に入れない、たったそれだけのことなのに・・・と私は思ってしまう。

 こんな指導をしてくれるお医者さんはいませんよね!
 でもね、どんなことも、まずは有害なものを外していくことがスタートなのでは???
 私はそれが当たり前のことだと思っています。

 そんな中でも、それなりに、最後まで根気強く、私の話を聞き、かなり本気で試していってくれる人がいます。
 そういう人は、ほぼ例外なく、アトピー性皮膚炎の症状が消えていきます。

 ステロイド漬けだった人は、かなりの浮き沈みを経験し、相当苦しい体験をしていきますが・・・
 急激に切り替えると、浮き沈みの幅が大きくなることが多く、耐えられないくらいの苦しみになる人もいます。
 時間をかけて、年月をかけて・・・というお話を何度もするのですが・・・

 ここでも、多くの人は特効薬を求めるんですね。
気持ちは分からないでもありませんが・・・

 石けん(無添加・けん化法の純石けん)は特効薬ではありません。
 まして、何かを治すものでもありません。
 ただ単に、有害性が限りなくゼロに近い洗浄剤、というだけのことです。
 重度のアトピー性皮膚炎の人には、洗濯用以外は、石けんの使用そのものもやめるようにお話しています。
 身体洗いも洗髪も洗顔も・・・ぬるま湯 または お水 だけ にするようお話しします。

 自浄作用として身体の中から必死で出している油分を落とし過ぎないようにするためです。
 外から保湿すると、自浄作用が衰えるんです。
 だから、何かを使っての保湿はしないほうがいい! たとえどんなに安全な保湿商品であったとしても ・・・ 過去の経験上、確信しています。

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 自然栽培の食べ物は、薬ではありません。
 有害なものが一切入っていない食べ物、ただただそれだけのことです。
 何かを治すものではありません。

 有害なものが、身体の本来の働きを阻害している。
 それをなくせば、身体が本来の働きをするようになる。
 ただただそれだけのことなのです。

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 こうしたことを徹底していくと、
 稀に有害なものを使ったり食したりすると、すぐに身体が反応する。
 湿疹が出る。これは、あの食べ物への拒否反応だな!!! ということがすぐに分かるようになります。
 その後、有害なものを身体に入れなければ、その湿疹は早ければ一晩で、長くても1~2週間でほぼ消える。
その間に、何か炎症を抑えるような行為を施すと ・・・ そういうことを繰り返していると ・・・一時的にきれいになったとしても ・・・ その後、年々、炎症の治まりが悪い体質になっていく。

 私自身の身体だけでなく、多くの人と関わってきた中で、ほぼ例外はないと言えます。

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 こうしたことは、アトピー性皮膚炎に限らず、あらゆる病気にあてはめて考えてくださいね。
 ガンも同じです。
 花粉症や化学物質過敏症は、100%同じと言ってもいいのでは!!!

 化学物質過敏症の場合、柔軟剤などを使っている多くの人たちとの関わりの中で、自分だけでは解決できない問題が多いからさらに厄介なんですけどね!!!

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【何かを治すための対処法を必死で探すのではなく、有害なものを使わない・食べない!】
それがすべてのスタートライン。

問題は、何が有害で何が有害ではないのか・・・その判別ができない・理解できない人たちで溢れかえるようになってしまった日本社会。

「農薬は有害ですか?」と尋ねれば、多くの人が「YES!」と答える。
「農薬を使っていない食べ物・飲み物だけの生活にしたらどうですか?」と尋ねると、ほとんどの人が「NO!」と答える。

田んぼや畑で散布される農薬 と 食品に含まれる農薬 は、別物とでも思っているのだろうか???

こんな疑問が、社会全体で解消されていかない限り、アトピーもガンも化学物質過敏症も増え続けるんでしょうね!!!

あなたがその選択をすることで、次世代に禍根を残す。
それは、原発問題と全く同じだと思うのです。
あなたはどう思いますか???

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話は変わりますが、
過去、「ガン」の人も、数百人以上お話を聞いてきました。
健康診断で「初期ガン」と言われた人から、末期がんで余命6ヶ月宣告を受けた人まで・・・

末期がんの人では、毎週数時間、数年にわたって、お話を聞いたりしたりしてきた人もたくさんいます。

そういう人たちの傾向もハッキリと見えてきました。
傾向によって、その後どうなっていくのか ・・・ も、大きく外れなくなってきました。

科学的な証明、エビデンスは何一つありません。
でも、きっと、お医者さんの見立てよりも確かな傾向だと確信するようになってきました。

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私が初めて「アトピー性皮膚炎」と言う言葉を聞いた40年以上前、その当時は、「アトピー性皮膚炎の人はがんになりにくい」と言われていました。
なぜなら、アトピーの人は、異物・有害物に敏感な身体なので、ガンになる前に、身体が拒否反応を示してくれるから・・・ と。
それが定かかどうかは分かりませんが、当時は「なるほど!」と思いました。

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しかし今は違います。
アトピーの人も、そうでない人と同じようにガンになります。
理由は簡単です。
有害物の使用や摂取を辞めずに、即効性のあるものを求め漁っているから。

それでは何の解決にもならない・・・ということに思い至らない。

全てのスタートは、ここからだと思う。

2023.12.22