石けんと合成洗剤

【けん化法】と【中和法】

【石けん】の製造方法には、
≪けん化法≫ と ≪中和法≫ があることを知っていますか?
その違い、みなさんなりに、しっかり調べてみてください。

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 その前に、
 これまで、数限りなくお話してきましたが・・・
 「石けん」と「合成洗剤」の違い、洗う・洗浄、という目的は同じでも、その中身は、天と地の差。
 私が考える最も重要な違いは、
【石けん】は、皮膚浸透性がない。
【合成洗剤】は、皮膚浸透性がある。

 人の皮膚は、命を・健康を守る上で、ものすごく重要な器官です。
 【体外から、容易に異物を侵入させない】
 薄い皮膚の中に、異物を侵入させないための何重ものバリアがあります。
 奇跡と言えるような、人体の神秘です。

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 そのバリアをいとも簡単に壊し、合成洗剤のみならず、同時に何でも体内に浸透させてしまう。
 それが、合成洗剤の主成分である【合成界面活性剤】です。

 近年は、「環境負荷ゼロ」とか「魚の実験で1匹も死なない」というような宣伝の合成洗剤が目白押しです。
 石けんの不便さを解決する便利で安全な「合成洗剤」 こんな宣伝も増えています。
 自然食品店などでも、取り扱うお店が激増しています。

 でもね、上記の【最も重要な違い】について、しっかり想いを巡らせてみてください。
 仮に、どんなに安全なものでも、簡単に皮膚から浸透してはいけないのです。
 同時にいろいろなものが浸透していきます。

 浸透する成分によって、皮膚が滑らかに感じる??? これって・・・ 生命・健康にとって、ものすごく怖いことなんですよ!!!

 この浸透性を利用して、シャンプーや洗濯洗剤や乳化剤や医薬品や農薬が作られているのです。
 農薬は、農薬の主成分より、合成界面活性剤を含有させた方が何十倍も効き目が出ます。
 防虫剤も除草剤も殺菌剤も・・・ すべてです。
 効き目が強いということは・・・ 効果が持続するということは・・・ それだけ有害性・危険性が大きい、ということです。

 これからも言い続けます。
 家庭内の「合成洗剤」
(洗濯用・・柔軟剤・台所用・シャンプー・リンス・ボディソープ・ハンドソープ・整髪料・消臭剤・芳香剤 etc. 市販品の99%以上に、合成界面活性剤が使われています)

合成界面活性剤を含むすべての製品、とにかく使わないでください。
 あるものは捨ててください。
 新たに購入しないでください。
 贈答品は受け取らないでください。

 これが、多くの人の健康のためのすべてのスタートライン、私はそう確信しています。

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 その上で、石けんについて、
 【けん化法】と【中和法】 細かな説明は省略して・・・
 一番の違いは、使い心地。
 「石けんで洗濯するとゴワゴワする。だから石けんでも柔軟剤を使いたいんです。」
 こういう人、ものすごく多いです。
 でもね、これを言う人は、

1. 「石けんに切り替えて日の浅い人」
2. 「石けんと合成洗剤を併用している人」
3. 「シャボン玉石けん以外の液体石けんを使っている人」

 1と2は、これまで何度も説明してきましたよね。
 3は、おそらく、初めて説明すると思います。

 粉石けんや固形石けんについては、ケンカ法で石けんを作っているメーカーは何社かありますが、【液体石けん】については、日本国内で【ケンカ法】で製造しているのは、シャボン玉石けんだけだと思います。

 粉石けんを使って欲しい、固形石けんを使って欲しい ・・・ こういう理由も大きいのです。
 また、同じ石けんでも「シャボン玉石けん」を! と言うのも、こうした理由が大きいです。

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 ハンドソープやフェイシャルソープは、中和法の製品を使うと、皮膚が突っ張ります。
 だから、添加物(ほぼ例外なく有害なものです)が必要になるのです。
 添加物が、一時的に皮膚を滑らかにして、気持ちよさを醸し出し・・・ 時間が経つと肌荒れし、使うたびに皮膚が滑らかになった気がして、やめられなくなる。そして、皮膚炎やアトピーに進展していく。

 けん化法の製品を使うと、特別気持ちいい、ということはあまりなく、かと言って、皮膚が突っ張って・・・ ということもない。
 これが、ケン化法の特徴です。
 (合成洗剤から切り替えてすぐは、いろいろなパターンの違和感の出ることが多いですよ)
 
液体石けんについては、シャボン玉石けん以外に、ケンカ法のものがない!!!
 ミヨシ石鹸も太陽油脂(パックス)も、中和法です。

 ハンドソープ(バブルガード)、液体シャンプー(泡タイプ)、フェイシャルソープ・・・ もし、シャボン玉製石けん以外のものを使っている方がいましたら、シャボン玉石けんの商品を購入して同時に使い比べてみてください。

 同じ液体石けんなのに、こんなに違うの? と、誰もが驚くと思います。

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 間違っても、合成洗剤メーカーの商品は使わないように! 購入しないように!!!
今では、石けんメーカーも、合成界面活性剤入りの商品を次々発売しています。
 これまた、誤魔化されないようにしてくださいね。

 その誤魔化しを確認する必要のない会社、それがシャボン玉石けんなのでは!
 私は、そう思っています。
(数ある商品の中で、私なりのお勧め順位はありますけどね(笑))

 液体石けんのけん化法についてお話ししましたが・・・
 私は、あくまで、【純石けん】で、かつ、【固形 or 粉】の石けんを推奨します。

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 使い慣れれば・ほんの少しの使い方のコツを会得してしまえば、≪ 気持ちよさ ≫ ≪ 汚れ落ち ≫ ≪ 価格 ≫ どれをとっても、【固形 or 粉】に軍配が上がります。

 シャボン玉石けんは、固形、粉、液体、すべての石けんが、【けん化法】での製造です。
 しかも、炭酸塩などの助剤を加えていません。
 こういう会社、ほぼないですよね!!!

2023.12.29